教育

クラスジャパン・プロジェクトは「学校復帰させる」ためというのが気になる

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このプロジェクトで「不登校」の概念も大きく変わります。変えなければやる意味がありません。
2月12日に「自宅で学べるネットクラスを作ろう」という理念で、「クラスジャパン・プロジェクト」の説明会が開催されました。
小中学校は義務教育なので、出席日数が足りなくても、学業が追いつていなくても卒業できますが、学校に行っていない子の場合は内申点がつかないので高校への進学が難しいことが大きな問題です。
そして、高校に進学できてもなかなか学校生活になじめなくて再び学校に行けなくなる子どもたちもいます。
「クラスジャパン・プロジェクト」とは、全国地方自治体連携の「コンソーシアム型ネットクラス」の実現をテーマに活動するプロジェクトで、不登校の小・中学生を「学校復帰させる」ために、自宅で学べるネットクラスを創設するそうです。
・映像教材による個別学習
・ネット担任制による個別相談
・自己達成プログラムによる自己肯定感の醸成
・ネットクラスによるクラスメイト関係作り
・プロの社会人による専門分野の講義
など、不登校のの子どもたちをネット上で結び、クラスに在籍してもらい、生きる勇気を喚起させるというのです。
ここにはネット上のクラスルームや部活もあり、担任もいます。
担任は子供と毎日ネット上でコミュニケーションを取り、子どもの状況を把握します。
さらに、子どもが在籍する学校の先生にも情報はシェアされます。
文科省では平成28年に「教育の機会の確保などに関する法律」を改訂し、学校外の教育機会も可能としているので、全てネット上のクラスで「出席扱い」となり、内申点を心配する必要もありません。
また、地域と連係し、子供とご両親、地域の高齢者・主婦・社会人などが集まり、一緒に学んだり、社会体験や職業体験、イベントなどの開催など、他者との人間関係構築の場を設け、学校復帰にも備えられるようになるとのことです。
このようなシステムが広がっていけば、自宅にいながら学校にいるのと同じ環境ができるのですから「学校に行かない」ことを「不登校」と呼ぶことはなくなります。
確かにいい点ばかりではなく、その目的など問題点もあります。
ですが、学ぶ機会や環境が整えられることで選択肢のひとつにはなると思います。
どんな場ができても行くかどうかは子ども自身が決めたらいいです。
ただ、気になるのが「学校復帰」が目的になっていることです。「学校復帰」こ目的を置くのではなく、ネットクラスで学び卒業することも学校と同様に認められるようになれば選択肢としてもありだと思います。
学校以外の居場所作りも必要ですが、学校体制や学校環境など教育行政が変わらないままで子どもたちを学校に適応させるというやり方では根本的な解決にはなりません。
「不登校になる主な理由は本人の情緒的問題・無気力」という文科省の認識も間違いです。
そのような子どもたちを生み出しているのが日本の学校システムにあるという認識をして、学校システムを変えなければいけません。
変えるのは子どもではなく、学校システムの方です。
これからも動向を注目していきます。

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