社会問題

「おせっかい」が児童虐待の子どもも親も救うことができる

投稿日:

虐待による脳への影響力について書いてあります。

子ども時代の虐待の影響で、精神を病む人が増えます。うつ病、アルコールや薬物の依存症、PTSD・心的外傷後ストレス障害、統合失調症、さまざまな人格障害を発症することがわかっています。そして、本人や家族を苦しめるのです。
虐待の被害者は虐待を受けた子どもや家族だけではありません。
その苦しみは他人、そしてまわり回って私たち社会に影響を与えます。
実は大量のストレスホルモンが脳の発育を遅らせるのです。
幼児期に虐待ストレスを受け続けると、脳の中にある感情の中枢である扁桃体(へんとうたい)が異常に興奮し、副腎皮質にストレスホルモンを出すよう指令を出すのです。
こういった虐待を受けた人でも、回復の道はあります。脳は20代後半まで成熟が続くため、適切な心理治療、たとえば、トラウマの治療や認知行動療法などがあるのですが、こころのケアで、傷ついた脳は癒やされるのです。

親が子どもを虐待する世の中、親を責めても解決にはなりません。
児童虐待は個人の問題ではなく社会の問題であるという自覚が必要です。
社会のシステムを変えなければいけません。
そのために私たちはどうしたらいいか?
子どもたちや子育て困難な親に対する周囲の支援が必要です。
だからこそ、私たちひとりひとりが子どもや地域のことや児童虐待に無関心にならず、養育者支援の主役として、できることから行動をはじめていかなければなりません。
「おせっかい」です。「おせっかい」が子どもを救うんです。みんなで「おせっかい大作戦」を決行しましょう!
「虐待と脳 回復の手だては」(視点・論点)(NHK)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-社会問題

執筆者:

関連記事

マイナンバー制の目的は利権の拡大と国家管理社会構築

マイナンバーなんかいらないです。 マイナンバー なんかなくても今まで通りと変わらないので、受け取る必要なんかないです。 何も知らない、何も決まっていないまま国民を騙して導入した制度なんかいりませんよ。 …

いじめ自殺を隠蔽するとき、教育者が必ず口にする異常な論理

茨城県取手市で起きたいじめ自殺事件と、それを隠蔽しようとしたと考えられる教育委員会のふるまい。 まずは、この件に関しては、「いじめ自殺ではなく、学校制度による殺人事件である」という認識から始める必要が …

【イラスト解説】ひきこもり→家庭内暴力収める「7つの道筋」 NGは

イラスト付きで解説してあるので再度シェアします。 家庭内暴力を止める方法、斎藤環さんが教える対応策 家庭内暴力の根源にある感情は『悲しみ』。本人も自分を責めている。 1.本人の言葉に最後まで耳を傾ける …

いじめ解決のため、学校側に絶対させてはいけないこと

いじめはいじめているほうが悪いのです。 文科省も「いじめはいじめを受けた被害者がいじめだと感じたらいじめであり、学校はいじめ解決の努力をしなくてはならない」としていますし、いじめ防止対策推進法にも、そ …

テレビのいってることを信じてる国民はいるの?

私は安全な原発は絶対できないと思っている 即廃止、即廃炉 お金がかかるけど、原発は絶対反対。 テレビで子ども達まで毒されてるなあ。 テレビのいってることを信じてる世の中、絶対間違ってるよ。

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料