このような視点はとても重要です。
学校環境そのものに体罰や指導死を引き起こす要因が潜んでいる。
教員はそれに気付いていないか、気付いていてもそれ以外の対応方法を知らないか。
さらに、その改善策はもっと重要です。
教員研修や保護者研修で取り上げてもいいです。
必読、完全保存版です。
ダークペダゴジーに手を伸ばすこと、それは「清廉潔白であり続けるために手を汚さないようにする」という理想的状況から「日々を生き延びるために手を汚す」状況への転落であり、さらにその先には、前述の「認知整合」機能による「清廉潔白であり続けるために手を血に染める」という価値転倒が待ち構えています。
ここではホワイトペダゴジーというコンセプトを提案したいと思います。ホワイトペダゴジーとは「教職倫理にかなった教授法(ペダゴジー)」のことであり、たとえば「短所や失敗を叱るより長所や成功を誉める」「威圧による服従の代わりに献身によって協力を引き出す」といったコミュニケーション方法が該当します。
なぜ学校で体罰や指導死が起こるのか?
――社会に蔓延する“ダークペダゴジー(闇の教授法)”教育社会学・教育科学 、山本宏樹氏インタビュー