どれだけ子どもの命と尊厳が損なわれるのか!
子どもが自殺したあとも遺族は苦しみ続けています。
いじめ対策はまったく機能していない!
それはなぜか?
文科省も教育委員会も学校も、まったく他人事としてしか考えていない。
「いじめに毅然と立ち向かう」というのは、口先だけ。
子どもの自殺、ではなく教育関係者による「他殺」だという認識をすべきだ。
担任が気づいても、それが日常化されていると重大なこととして受け取れません。
さらに、重大なことになると考えたら怖くて動けなくなることもあります。
学校や教育委員会に担任を支えるシステムが欠如しているとも考えられます。
教育長がなぜ遺族と会わなかったのか、隠しているものは何で、なぜ隠さなければならないのか、それも追及していかなければ全容解明はできません。それだけ重大な事案です。
いじめがあったとかなかったとか、それを決めるのは教育委員会でも調査委員会でもなく、いじめにあった本人です。
被害者が「いじめられた」という認識があったら、それを「いじめ」というのです。
こんな基本的な理解がないものが教育に関わっていることが大問題です。
さらに、「いじめがなかった」と1000憶歩譲ったとしても、子どもが自らの命を絶っているという事実を知って、学校や教育委員会が何もしない、その原因を本人と家庭の責任と決めつけるのはどう考えても人間のすることではありません。
メディアでは「いじめ防止対策推進法」などをあげて「法律論」を主張してそれがどうのこうの言っている教育評論家もいますが、人間の命と尊厳は法律で規定されることではなく、絶対真理です。
こういう評論家もまた他人事で語っています。本当に腹が立つ。
今回の件も、遺族が文科省まで訴えて明らかになったことです。
全国にはこんな辛い目に遭わされている子どもたちや遺族の方が大勢います。
にも関わらず、教育委員会は他人事ですませ、自身の保身だけのために必死になっています。
こんなこと、絶対に許してはなりません。
絶対に諦めることはできません。
まさに、子どもも遺族も組織ぐるみでいじめられている構造です。
こんな窮屈で狭苦しい世界にいたら息がつまるのが当たり前です。
だから、子どもたちはいろいろな形でメッセージを発しているのですが、それを周りの大人たちが受け止めていないことが大きな問題です。
「いじめ対策」という限定した取り組みではなく、日常的に大人がもっと責任をもっていろいろなことの関わっていく必要があります。多くの大人は無関心、無責任、逃げてばかりじゃないですか。
怒りしかこみ上げてきませんが、身近なところで「助けて!」の声をキャッチして自分のできる行動を続けていきます。
いじめの本質とは何か?
現場の教員や教育関係者の本質的な理解が間違っている。
そして、それを本気でなくすには何をすべきか?
学校や教育行政に潜んでいる根本的な背景を根絶していかなければ、絶対に解決はできない。
「根本的な背景とはなにか?」
文科省も教育委員会も学校も全く理解できていないことは、これまでの多くの子どもの自殺事案を見たらすぐに分かることだ。
口先だけ、上辺だけの対応ではいじめは絶対になくせない。
本質的な理解と徹底的な真相解明、そして教育現場の改革が必要である。
学校というところは、過ちに気づかいないどころか、気づいても見てみぬふりをする、それがないことにしてしまうのが学校という組織です。
さらに、「自分たちの過ちではない」「子どもや家庭に理由がある」と論点をすり替えてしまう。
多くの事案を見ていると、子どもの命と尊厳を守るよりも、自分たちの立場を守ることの方が優先しています。
「いじめはなくせない」
「いじめはどの学校でも起こりうる」
という「逃げ」口実、そして、責任を逃れるための努力だけは全力で行うのが、「組織」の恐ろしいところです。
学校では治外法権が暗黙の了解で認められているようです。
「調査委員会」のメンバーにも在り方にも問題があります。
一体誰のため、何のための組織なのか?
これは、「自殺」ではなく「他殺」という犯罪なんです。
子どもを殺すことをなんとも思っていない国を変えていくには、私たち一人ひとりが連帯していくしかありません。
自分で考えない、組織に所属し保身を優先する人間を養成してきた学校教育の罪です。
文科省も教委も学校教育の罪を認め、そこまで踏み込んだ徹底的な改革をしない限り、子どもの命は守れません。
スクールカーストを生む学校のシステムそのものを変えない限り、いじめはなくせません。
子ども対子どものいじめ
親対親のいじめ
教員対子どものいじめ
教員対教員のいじめ
教育委員会対子どものいじめ
教育委員会対教員のいじめ
学校というところは「いじめを生む体質である」という認識の上に立った対応が求められます。
多くの子どもも大人も「いじめがあってもしょうがない。だから自分はできるだけ関わらないでおこう。」と考えているのです。
だから、このような学校システムを壊すしかないのです。
現実としては、学校から出て自由な学びや生き方を選択することをおすすめします。
もちろん、中には誠心誠意子どもたちのために頑張っている教員もいることを付け加えておきます。
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