社会問題

いじめは学校や教委や第三者委員会が「認定」するのではない!

投稿日:

「いじめがあったら、再発防止に努めるという謝罪会見をすること」
これが、いじめ対策だと勘違いしているのではないか!
身近な学校でも酷いいじめが発生していますが、学校も教委も本気で取り組もうとしていない。
「いじめはどの子どもにも、どの学校においても起こり得るものである」ということが「いじめは起こってもしょうがいない」となってはいないか。
「いじめは認識できなかった」
「こんなこと、どこでもあること」
「特別に取り上げるほどでもない」
このように、軽く扱われている。
いじめとは、学校や教委や第三者委員会が「認定」するのではない!
いじめとは「被害者がいじめられた」と受け止めたらいじめになるのです!
「いじめを許さない」といっている側が助けを求めても逃げていたのでは解決など不可能です。
無関心を装ったり、見てみぬふりをしているのは、どこの誰でしょうか?
いじめは犯罪であるのだから、警察へ被害届を出して弁護士を通じて刑事告訴する。
もちろん、一般論としてのいじめ予防のための施策も大切です。
しかし、それでは「今の時代は昔と違う。だからいじめはどこでもある。」というのでは絶対にダメです。
これからも、被害者は増えていくばかりです。
それを訴えたら、関係者はすぐに対応する「義務」があるのです。
いじめは加害者との戦いではなく、教育関係者との戦いなのです。
いじめ防止対策推進法には欠陥がありすぎます。
文科省、教委、学校の責任についての記述があいまいで、逃げたもの勝ちです。
そんな者たちに教育をする資格はありません。
しかも、多くの国民はそれすら知らない、自分には関係ない、気づいても知らんぷりの無関心です。
形だけ、機能しないいじめ対策なんかまったく意味がありません。
倉吉市青少年問題対策協議会の中には人権擁護委員、民生委員・児童委員の他、弁護士も含まれています。
このメンバーがどれだけ機能しているのか?
実際のいじめの状況を把握して対策を講じているのか?
平成28年度 第1回倉吉市青少年問題対策協議会で倉吉市のいじめ未然防止及び対応について協議しています。
ここでは主な意見しか載っていませんが、何か他人事のような協議内容に感じられます。
どれだけ加害者の訴えが伝わっているのか疑問ありありです。
実際に発生しているいじめへの具体的な対応について協議してもらいたい。
参加メンバーも知りたい。
倉吉市いじめ防止基本方針策定の基本的な考え方
倉吉市青少年問題対策協議会等条例
いじめを許さない子どもたちを育てましょう!(鳥取県教委)
いじめ自殺 届かなかったSOS、「繰り返さぬため」 亡き娘の実名公表
原発避難の小4に担任が「菌」発言 いじめ相談の5日後

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-社会問題

執筆者:

関連記事

「ひきこもりは犯罪率が低い集団」精神科医・斎藤環氏が過剰な報道に苦言

「家族内だけで何とかしようとせず、専門の相談機関を頼ってほしい」というが、安心して相談できるところがどこにあるのか? ちょっと探してみたけど、相談しようとは思わない。 「気軽に相談を」というが、それが …

精神疾患 うつ病など休職教員5045人 増えるのは当たり前

これもまた、生き残り競争に勝った者の論理です。 自己責任ではなく、社会や組織、制度に欠陥がありながら放置しているのですから、増えるのは当たり前です。 未来を創る子どもたちの教育に直接関わる教員の実態が …

相模原障害者殺傷事件「障害者はいないほうがいい」なんて言われない社会作りを

相模原障害者殺傷事件に関してテレビや雑誌、ネットなどのメディアでは容疑者が措置入院していたとか精神疾患があるとか大麻を吸っていたとか、そんなことばかり報道しています。 そして、あたかも容疑者が精神疾患 …

倉吉市「陸上自衛隊徒歩行進訓練についてのお知らせ」装備等に問題がある

倉吉市から「陸上自衛隊徒歩行進訓練についてのお知らせ」が入った。 しかし、装備等に問題がある。 「災害派遣において、倉吉市及び東伯郡を担当する陸上自衛隊第8普通科連隊第3中隊が、7月11日(火)4時ご …

世間の風潮に流されている大人が子どもたちを追い込み苦しませている

自己責任として片づけてしまっている学校制度や社会の仕組みこそが問題なのです。 競争社会の中で縛りつけられて居場所を失った子どもたちを守っていくのは私たち大人の責任です。学校に居場所がない、社会に受け入 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク