教育

女性教員を死なせたのは、他でもない上司や教育委員会の責任

投稿日:

「こんな気分になるために一生懸命教師目指したんやないんに…」
10年前に自殺した女性教員は、子どもが好きで教員になり、子どものために一生懸命はたらき、とても真面目な方だったのではないかと思います。
子どもにも保護者にも親身になって熱心に対応していたに違いありません。
しかし、学校の上司や教育委員会からのサポートが欠けていました。
周囲の教員の援助もほとんどない状態で、女性教員の自己責任が追及され、孤立していったと考えられます。
「だれも話を聞いてくれない。」
「上司に話をすれば、さらに自分が追い詰められる。」
多分、そんな思いで子どもたちのことを必死になんとかしようと考えていたと思います。
そんな彼女を死なせたのは、他でもない上司や教育委員会の責任です。
児童・生徒の自殺も教職員の自殺も、根は同じなのではないかと考えています。
誰にも相談できないで一人で苦しんでいる人はたくさんいます。
その声を受け止めようと、さまざまな相談機関もできていますが、まだまだ不十分です。
そんな声を聴くことができる、辛い思いをしている人の話を聴くことのできる一人になっていきたいです。
それにしても、東京地裁に「公務災害」と認められるまで10年もかかるなんてかけすぎなんじゃないかと思いますが、裁判の在り方も見直す必要があるのではないでしょうか。
なぜ新任女性教員は自殺した? 保護者対応・支援不足…

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

原発避難の小4に担任が「菌」発言、教育をする資格はない!

いじめ防止対策推進法には欠陥がありすぎます。 文科省、教委、学校の責任についての記述があいまいで、逃げたもの勝ちです。 そんな者たちに教育をする資格はありません。 しかも、多くの国民はそれすら知らない …

中学校の進路相談では、すべての高等学校・専修学校を紹介してほしい

学校だけがすべてではないのですが、高校進学は大きなウェートを占めているのが現実です。 中学3年生、そして保護者の方の中には落ち着かない日々を送っておられる方もあると思います。 特に不登校だった場合はな …

学校に行っていない子たちからイノベーションが生まれる

『不登校』を『不幸』にしない異才発掘プロジェクト「ROCKET」が素晴らしい!にも書きましたが、中邑賢龍さんの”異能”が育まれる環境についての中で語られていることをまとめました …

合理的配慮って学校の先生もどうしたらいいのか困っています

9月に鳥取らくだカンファレンスに来てくれた松谷くんが載っています。 彼は高校入試の4日前になって配慮が認められ合格しました。 そして今は高校生活を生き生きと楽しんでいます。 大学入試センター試験では、 …

子どもが不登校になったら 親ができる最善の方法

不登校対応についての私の考え方についてまとめておこうと思います。 子どもが不登校になったら、「親はそっとして何もしないで待つ」という考え方には賛成しかねます。 「何もしない」というのは、文字通り何もし …

スポンサーリンク

スポンサーリンク