自分の価値は自分で決めることなのですが、多くの人は常に他者評価を気にしながら生きています。
他者からの「できたか できなかったか」という評価によって、自己肯定感を下げてしまう人が少なくありません。
親や学校からの一方的な評価によって自己肯定感を下げ、自分がダメな人間だと思い込み、自信を失っている子どもたちもいます。
私は、組織の中で強制されることが嫌になったので、自分で事業を立ち上げました。
全て自分でやりたいことや時間を決められるので、こんないいことはありません。
それからは、さまざまな人たちと出会うことが楽しくなり、それまでの狭かった価値観が変わりました。
自己肯定感を下げている子どもたちにとっても、多様な人と出会うことが大切です。
世の中にはさまざまな人たちがいて、多種多様な職業がありいろいろな生き方をしている人との出会いは、子どもたちにいい影響をあたえることは間違いないです。
そこで、子どもたちが必要だと感じた時に必要なことを素早く提供できる人と出会える場を作りたいと考えています。
多くの人とのつながりを作りながら、多様な「人材」を見つけていくことが楽しくてしょうがないです。
子どもたちの多くがが「ぼくのことを分かってくれない」と思っている。
そこで、個人的には、これからも誰かの役に立ち続けることができたられたらいいと思っています。
それは、「自分も誰かに認めてもらいたい」「誰かに話を聞いてほしい」という思いをもっているからにほかなりません。
多様な人たちと出会うことによって、世の中には多様な価値観や人を見るいろいろな「ものさし」があることに気づきます。
自分を計る「ものさし」に気づくことで、自己評価によって自己肯定感を高めることができます。
「自分の存在そのものに価値がある」と気づけば、「自分も誰かの役に立っている」と感じることができます。
社会ではさまざまな問題や事件が起こっています。
公的な支援機関や社会的な支援環境も整いつつありますが、残念ながらまだまだ十分とはいえず、個々への対応となるとほとんどできていないといってもいいです。
困難な状況にいる個々の子どもや若者たちが、社会に絶望しないように、自分自身を諦めてしまわないように、悩みに気づいた大人が必要な時にタイムリーな手を差し伸べることが重要なんです。
それは、どこの組織に所属しているとか専門的な知識をもっているとかは関係ありません。
あなたの存在そのものに価値があるのですから、大きなことをしようとしなくても、「自分のできること」をしていくだけでいいのです。
ここで大切なことは、大人の一方的な価値観で決めつけるのではなく、ともに考えて「できることをする」ことです。
なによりも、自分自身が「やってて楽しい!」と感じることが大事なんです。
「6人に1人が貧困……それでも子どもの「自己肯定感」を下げないために、大人はどう向き合うべきか」
自分を計る「ものさし」に気づくことで自己肯定感を高められる
投稿日:2016年3月1日 更新日:
執筆者:azbooks