情報コンテンツ 教育

「LINEいじめ」からわが子を守る方法は親との関係性にあります

投稿日:

今では小学生がスマホを持つようになりましたが、子どもから「みんな持っているから」スマホほしいとせがまれました。
どのようなことに注意したらいいでしょうか?
こんな相談も多いです。
アメリカで話題の母から息子へ、スマホを使う為の「18の約束」が有名になりましたが、以下の5点にまとめられます。

1 スマホは貸し出すもの。夜は親が預かる。
2 実体験・思考・会話こそ宝物
3 相手や家族を傷つける言葉は、厳禁
4 ゲームは控えめにして、頭を使う遊びも
5 自分や友だちの写真は、ネットにのせない。

大事なのは何かあったら相談するという関係を作っておくこと

スマホ禁止とかフィルタリングとかLINEはヤバいとか、スマホなどの通信機器の利用にあたって制限することも必要ですが、それ以上に大切なことは、親子の関係性です。
何かあったら親(または信頼できる大人)に相談するという関係を作っておけば、スマホ利用を制限する必要はなくなります。
その中には、親子でスマホ利用のルールを確認したり、親も同じようにルールを守るということが大前提です。
親が好き勝手にスマホを使っているのに、子どもにだけ制限をするというのはダメです。
そもそも親が使い方が分かっていない「危険物」を「みんなが持っているから」という理由で子どもに与えること自体がおかしな話です。無責任な親だとしかいいようがありません。
別にスマホなんかなくても生活は成り立ちます。「今の時代、携帯くらいもってないと・・・」という考え方もおかしなことです。便利なところも害になることもあるので、要は使い方次第です。
ルールを決めたら親も守ること、そして、「ヤバい!」と思ったらすぐに相談できる関係を作っておくことです。
通信機器に限らず、子どもは親の目を盗んでいろいろなことをしています。
私たちの子どものころは今のようなメディアはありませんでしたが、親の知らないところで「悪友」たちといろいろな「悪だくみ」のための情報交換をしていました。

「やっちゃダメ!」と言われたらやりたくなるのが子どもです

子どもだけで校区外に行っちゃダメ!
テレビは見るな!
深夜放送は聞いちゃダメ!
火遊びをしちゃだめ!
川や海に遊びに行ったらダメ!
漫画の本を読んだらバカになる!
Hな雑誌は見ちゃダメ!
と大人たちから言われていましたが、それ以上のことをこっそりと大人の目を盗んでやらかしていました。それがめちゃくちゃ楽しかったです。
しかし、「何でもやっていい」というのではなく「ここまでやったらヤバいよね」という自己規制も働いていました。
いざというとき、これはヤバいと思ったときに相談できる大人の存在によって、自分で自分にストップをかけることができます。
大人が一方的にメディアの使い方を決めるのではなく、自己規制ができるように親子の信頼関係を作っていくことの方が大事です。

子どもが何でも言える大人になるためには

・親が世間体や体裁を気にして、立場上の言い方をしないこと
・親が子どもの行動の先回りして、段どりを整えないこと
・自分の行動は自分で決めて責任を持つこと
・嫌なことに「NO」「嫌だ」と言えること
・親も自分の気持ちを素直に伝えること
・親もできないことは誰に対しても「できません」といえること

大切なことは、このルールを親が一方的に親の都合のいいように決めて子どもに押し付けないことです。
これは親子間で話し合うチャンスです。親子間の信頼関係を作るいい機会です。
親子間で納得できる話し合いをしましょう。
子どもに押し付けて、「親は大人だから」という理由でルールを破っては話し合う意味がありません。
そして、「ヤバいな!」と感じたら、親も独りで解決しようとしないで誰かに相談できる関係を作っておくことです。
「子どもの行動はすべて大人の責任である」という大人の自覚が欠如していることが問題なのです。
悲惨な「LINEいじめ」からわが子を守る方法

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-情報コンテンツ, 教育

執筆者:

関連記事

「学習障害は他の様々な手段を使って補完できる」本田秀夫先生

スゴイ先生がいます。 スゴイ実践をしている学校があります。 安部博志先生「子どもの行動には必ず意味があり、そこに気づくと道が開ける」 本田秀夫先生「思春期までに”自尊心の貯金”を」 なるほど!と、納得 …

鳥取で竹内信善講演会「学校に行かなくても 自分らしく生きていける方法」

好きなことを仕事にして生きるって素晴らしいです。 学校に行くとか行かないとか、就職するとかしないとかはそんなに重大なことではないんです。 必要なら行けばいいし、必要なければ他の道だってたくさんあります …

「読むこと」に苦手さを感じる子が「読んでみよう」という気持ちをもてる工夫

子ども個々への理解も大事です。 さらに、こういうふうに「読むこと」に苦手さを感じる子どもが「読んでみよう」という気持ちをもてるようにする、「できなかったことをできるようにする」ための具体的な手立てがで …

基本的な理解として発達障害、学習障害が本当に分かっている教員はどれくらいるのか?

鳥取県では「特別支援学校教諭免許状」を持つ教員が小学校で2割、中学校では約1割というが、免許状のあるなしに関わらず、そもそも、基本的な理解として「発達障害とは?」「学習障害とは?」が本当に分かっている …

不登校は問題行動ではない 「義務教育」は「子どもが学校へ行く義務」ではない

「不登校問題」とは「不登校は問題である」という考え方そのものにあります。 なので、「不登校は問題行動ではない」という認識が広がることが「不登校問題」の解決です。 既存の学校の「枠」ではすべての子どもに …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料