教育

「教育機会確保法案」立法チームヒアリング報告

投稿日:

「不登校」について、文科省や教育委員会は「学校に行かないことは問題である」という捉え方になっています。
だから、「学校に適応できるように指導する」という方針が重要視されています。
そこには、「学校に行かない」という選択肢はありません。
それこそが問題なのですが、このような書き方だと「学校に行かない子や行かせない保護者が問題である」という解釈をされてしまいます。
学校に行く自由を選ぶ権利も学校に行かない自由を選ぶ権利もあるのです。

憲法
第26条第2項 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に”普通教育を受けさせる”義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。
教育基本法
第4条 (義務教育) 国民は、その保護する子女に、九年の”普通教育を受けさせる”義務を負う。
2 国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料は、これを徴収しない。

「義務教育」とは”普通教育を受けさせる”義務であって、”学校に行かせる”義務ではありません。
学校に行かないという選択をした子に対しても”普通教育を受けさせる”義務があるのですから、国民には、9年間の”普通教育が受けられる環境を整える”義務があるのです。
「社会的要因」の中には、「学校制度上の要因」も含まれているのですが、それを出さないのは文科省のごまかしとしかいえません。
「教育機会確保法案」立法チームヒアリング報告
http://bokan.blog.shinobi.jp/Entry/66/

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

一斉休校で全国学力テストだけが延期されるというのでは理屈が通らない

毎年4月に行われている「全国学力テスト」、学力テスト直前1ヶ月間が休校になり、今年のテストはいろんなことを検証することができると思う。 教育界において長らく論議をよんでいる全国学力テスト。来年度もまた …

「腕試し」受験 採用辞退多数 鳥取県小学教員試験早く22年度合格203採用108人

これ今に始まったことじゃないよね。 県教委亀井主査は「少しでも鳥取に来たいという気持ちを高めたい」と話したというけど、教員の労働環境や給与体系を改善しない限り教員の成り手はどんどん減っていく。 さらに …

鳥取県「子どもたちの明日を語る会」で保護者の声は届いているのか?

鳥取県では、平成25年度より「特別な支援を必要とする子どもたちの明日を語る会」を、各地区で年1回開催しています。 子どもに関係するいろいろな立場の人が一堂に集まって意見を述べ合う場は、年にこの1回しか …

鳥取らくだカンファレンス2nd 今年はもっとすごいのやるぞ!

いよいよ「らくだカンファレンス2nd」が1か月後となりました。 前も書いたけど、誰もやっとらん、どこもやっとらんけ価値があるだで。 他でやっとることと同じことしてもつまらんけえ。 だけえ、いっぺん来て …

不登校の解決とは?心のエネルギー曲線の回復の姿のひとつの形が「学校へ行く」こと

不登校やひきこもり状態の時によくイメージ化して使われる「心のエネルギー曲線」があります。 心のエネルギーの状態の高低や揺れ幅、長さには個人差がありますが、誰にも必ず心のエネルギーを回復するときはやって …

スポンサーリンク

スポンサーリンク