「インクルーシブ教育」とは「障害のある子ども」のためだけに行うのではありません。
すべての子どもに対して一人一人のニーズにあった適切な教育的支援を「通常の学級」で行う教育のことです。
障害のある子が困らない手立てをするのではなく、すべての子が「その子らしく」学習や学校生活に取り組めるようにすること、「みんなが違うこと」を前提とした教育の在り方です。
教室には「みんなちがってみんないい」って貼ってありますが、今ホントにそう考えて教育がされているかというと・・・
?ですよね。
口ではそういっても、実際には画一的な一斉指導が行われ、みんなと合わせることが評価されています。
みんなと「違う」子は、ちょっと変な目で見られたり、教員から「教育的指導」を受けたりしています。
インクルーシブ教育は、それを実行していくことなんです。
教育委員会の指導の手引きやや教職員研修の研究テーマに書いてあることを、本気でやるんです。
研究テーマに書いてあっても、書いてあるだけで実際にはそうなっていないでしょ。
モデル事業とかモデル校の「実験」ではなく、すべての学校ですべての子どものためにやっていくんです。
なんだかワクワクしませんか?
そんな学校だったら、誰もが行きたいと思いませんか?
しかし、今はまだその途中の段階にあります。
インクルーシブ教育への階段を、ようやく一歩踏み出したところなんです。
いよいよ4月1日から施行される「障害者差別解消法」による「合理的配慮」も一段上がるための法的な支えになります。
それを実現できるかどうかは、これからの私たちの行動にかかっています。
特別支援教育の子どもたちが「ともに学べる」環境の実現へ向けて
http://journal.jp.fujitsu.com/2016/02/10/01/
「インクルーシブ教育」とはすべての子どもに必要な教育環境です
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執筆者:azbooks