教育

「子どもをいじめで死なせてはいけない」という大人の決意と実行力が問われている

投稿日:

長崎県新上五島町で2014年1月のいじめ自殺で、町教委は「いじめが自殺の原因とは断定できない」としていましたが、2年経過して第三者委員会が「いじめが自殺の主要な原因」と発表しました。
2年も経過してからです。
そもそも自殺した問題を検証するのに、2年もかかるものなのでしょうか?
それも、遺族の訴えがあってはじめて第三者委員会が設置されています。
遺族の要求がなければ、第三者委員会での検討さえ行われないまま忘れ去られていったでしょう。
その間に、いじめの加害者たちは「教育的配慮」のもとで普通の学校生活を送っています。
自殺した被害者の命は永遠に戻ってきませんが、加害者は普通の生活をしているって、何かおかしくないですか?!
「ラインで自殺を示唆するメッセージを何度も同級生に送り、一部の保護者も知っていたが、誰も学校や松竹君の両親に伝えなかった。」とあります。
自殺を止めるためにできたことはたくさんあったのに、それができていない!
怒りしかわいてきません。
大人がいじめ問題の深刻さが全く分かっていないとしかいいようがありません!
徹底的に町教委の責任を追求していき、「子どもたちを絶対にいじめで死なせてはいけない」という大人の決意と改革への実行力が問われている事件です。
これほどの大問題なのですが、花火を打ち上げて終わりというような報道の仕方にも改善を求めたいです。
おかしいことは、おかしい!!
間違っていることは、間違っている!
その通りです。
そのまま何もしないのでは何も変わらない。
黙っていたのでは何も変わりません。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

福岡・立花高の教育 人は誰でも「存在していること」が100点満点

このように、同じ思いを持った人たちが学校を作ることができたら素晴らしいです。 子どもたちが選べる学校が増えていくといいですね。 人は誰でも「存在していること」が100点満点なんです。 立花高校は、入試 …

鳥取県福祉教育セミナー「ココロ豊かな子どもを育む地域のチカラ」に参加しました

今日は、鳥取県社会福祉協議会主催の福祉教育推進セミナーに参加しました。 「ココロ豊かな子どもを育む地域のチカラ」というテーマで、講演と関係者が集まって情報交換や子どもを取り巻く課題解決に向けての演習を …

橿原市立中学校生徒自殺に関する調査報告書は無責任だ

奈良県橿原市畝傍中学校で2013年3月に中学1年の女子生徒が自殺した件。 学校側は「自殺は家庭内の問題」と主張、市教育長は、いじめと自殺との因果関係は「低い」と否定していました。 そこで、自殺した女子 …

子どもの自死を減らすために続けられる地道な授業とは?

道徳の時間でもそのほとんどが一斉授業で進められ、子どもでも知っている「正解」に落ち着くような授業は時間の無駄使いです。自分で考え、問題解決能力を磨くプログラムはほとんど行われていません。 いよいよ道徳 …

夏休みの終わりに子どもを死なせないために「学校の息苦しさこそ変えるべき」

学校がしんどい子は無理して行かなくてもいい。 でも「学校には行かなくてもいい」というだけでは無責任です。 じゃあ学校に行かない子どもはどこで過ごせばいいのか? 親が仕事を休んで子どもといっしょに家で過 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク