「学校の標準が狭すぎることで一定の子どもが脱落してしまう問題は、知能に限らず、運動や社会性の発達、集中力などさまざまな面で起こっています。とくに発達障害の子にとって、今の学校の標準はフィットしにくい設計になっていると感じます。」
「全員に同じカリキュラムを展開し、校則など細かいルールを守らせるような方針を取り続ける限り、脱落してしまう子が発生します。こうした子どもたちに対する手当てがあまり具体的に示されていない点が問題」
学校という環境、システムが「発達障害」を増やしている。
子ども、人間が変わったのではなく、学校教育によって、その環境が「発達障害児」をどんどん作り出し増やしているのだ。
子どもたちは何も変わらない、何も問題はないのに。
精神科医・本田秀夫が語る「発達障害の子の不登校」、課題と解決に必要な視点
通常学級の「インクルーシブ教育」浸透が急務