地域情報

平成28年度倉吉市未来いきいき総合戦略は市民の要望とは程遠い

投稿日:

平成28年度における倉吉市未来いきいき総合戦略の推進方針が発表されています。
しかし、総合戦略の先駆的事業は、市民の要望とはかけ離れています。
12月の市報にもモーリー君が登場してその概要を解説しています。
1. 総合戦略推進の考え方として
① 可能な対策から直ちに実行し、加速していく。
② いまの倉吉市に何が必要か、市民がいま何を求めているかという原点に立ち戻り、新たな施策への転換をしていく。
③ 職員それぞれが「地方創生」に向けた強い決意で「知恵と力」を結集して、力強い流れを生み出す。
現在、地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地方創生先行型)先駆的事業分(タイプⅠ)として倉吉では3つの案件が上がっていて、すでに予算もつけられていまます。
・「とっとり梨の花温泉郷広域観光協議会」鳥取県中部圏域版DMO整備実践事業
・国産フィギュア生産拠点による雇用創出と世界発信事業
・ギンザケのふるさと拡大支援事業
これって、市民がいま求めていることとはイコールではありません。
「市民生活重視の事業提案」になっているとは思えません。
市民意識調査の結果から見る市民の声とはかけ離れています。
そもそも、毎年行われている市民意識調査の結果はきちんと活用され、次年度の事業案に有機的に反映されているのでしょうか?
予算案を見る限り、「例年通り」に見えます。
まずは、「先駆的事業」よりも、いまの市民の足元の不安や不満を払拭することが優先だと思います。
ありきたりの政策では、今までと何にも変わりません。
企業誘致
雇用促進
移住促進
婚活支援
などは、戦略以前から取り組んでいる課題でした。
市民の課題を解決していく方向で推進していってほしいものです。
倉吉の「総合戦略」の目玉は何なのか?
当初予算に向けた検討の論点の1つに
② 「市民から信頼される市役所」へと進化するため、市民の声・現場の声を的確に反映した市民生活重視の事業提案する、とあるので、今後「市民生活重視の事業提案」の基づく予算配分がされるのだと思いますが、「市民との協働の手法」をどのような形で提案していくのか、今後の動きに注目したいと思います。
県や市の職員を退職した人がほとんど地域に参加してません。
校長退職後に公民館役員になっているケースや現職でも役員を引き受けている人はありますが。。。
職員のころは、住民に対して行政への協力を呼び掛けているのですが、本人が参加していないのは?です。
地域住民の一人としての積極的な協力を望みます。
行政には、予算化した何倍ものリターン(業績)があるくらいの仕事を期待したいですが、5年後の倉吉がいい意味で期待外れになることを期待しています。
平成28年度における倉吉市未来いきいき総合戦略の推進方針
http://www.city.kurayoshi.lg.jp/p/gyousei/div/kikaku/sogoseisaku/sousei/11/

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-地域情報

執筆者:

関連記事

明倫力創造推進室で地域課題を解決する方法

少子高齢化をマイナスととらえるのではなく、やる気のある者が未来を作っていけばいいんです。 このような取り組みが市民参画のまち作りにつながっていくと思います。 明倫力創造推進室で地域課題を解決する方法 …

コロナは怖くない、日本に蔓延する「奇妙な恐怖心」のほうが心配

新型コロナウイルスはインフルエンザより怖くない。ただの風邪と同じです。 なのに、「専門家」たちの間違ったデータ分析とその解釈によって、どれだけ被害が拡大したことか! 早急に、このようなまちがった解釈と …

大山町民と一体となって世界に通用する感動価値を共創

大山町の総合戦略は独自性が明確に出ていて素晴らしいと思います。 問題はそれを実行できるかなんですが、このように若者を中心とした一般町民がプラン作りから参画でき、「計画」で終わらない実践というのがいいで …

鳥取県中部地震は報道などで伝えられていることと倉吉の実際の状況は違う

新聞やテレビ報道などで伝えられていることは、倉吉の実際の状況の「一部の被害状況を切り取ったもの」です。なので、それを「倉吉の全体像」ととらえることは違います。 新聞の写真やテレビの映像を見ると、確かに …

学校は「空間的密」以上に「時間的密」を作り出していることが問題

今年度はすでに「例年通り」ではなくなっています。だからこれからは「前例」を作っていくしかありません。 それなのに、どうして文科省や教委は授業時間数にこだわるのか? 形にこだわるのか? 時間も教員の数も …

スポンサーリンク

スポンサーリンク