暮らし

『不登校新聞』編集長に聞く挫折から始まる「私」の人生について

投稿日:

私もある意味挫折というか、残念なことを知ってしまったことが原因で今のスタイルに「転職」シフトしたのですが、この記事はストンと落ちて納得です。
「世の中のため」「人のため」は考えず、「私」が話を聞きたくて、「私」が救われるために取材へ行く、これが決まりです。
「人生とはこういうものだ」と確信を持とうとする。揺らがない、ブレない、それがアカンのです。頑丈そうに見えて免震構造がない。
なぜ自分がこんな状況になってしまったのか、その原因究明はするべきじゃありません。原因を究明しても、誰かを悪者にして終わるだけ。誰も助からない。「明日、どうやって飯を食うか」のほうが、よっぽど大事です。

不登校やひきこもりだった人の苦しんだり、葛藤した経験です。これは「社会の財産」であると言ってもいいと思います。なぜなら、そこから学校の問題点が見えてきたり、親子関係のあり方が見えてきたり、社会のひずみがさまざまなかたちで浮かび上がってくるからです。編集会議に来る若者たちはみんな、一度や二度、本気で「死にたい」と思ったことがある人たちです。どうして「死にたい」のかといえば、この先の人生が描けないから、という一言に尽きるでしょう。学校には行けないし、かといってバイトを始めるのも怖い。そもそも18歳未満だとなかなか雇ってもらえない……。そうやって人生詰んでしまったような気持ちになっている人がたくさんいるんです。でも、私はそこで踏みとどまって「死ぬくらいだったら、一回企画書を出してから死んでみよう」という話をします。漫画家でも小説家でもミュージシャンでも、自分がその人に一度でも助けられたことがあるのなら、その人に会いに行って、自分が感じていることをありのままに声に出してみようと。そして、それを記事というかたちで「社会の財産」として残そうと。

『不登校新聞』編集長に聞く。挫折から始まる「私」の人生について

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-暮らし

執筆者:

関連記事

『不登校新聞』で政策アンケート 各党の不登校・ひきこもり政策

国政でも地方政治でも、選挙の時にほしいのはこういう情報です。 『不登校新聞』には、毎回の選挙で政策アンケートを実施しています。 今回も10月15日号に合わせて、不登校などに関する最新の「認識」を載せて …

ADHDのお子さんの正しい理解のために関わり方のヒント【動画】

日本イーライリリー株式会社がADHDのお子さんの日常のアニメを動画で公開しています。 しょうた君の何をどのように理解したらいいのでしょう。 お母さんや先生、友だちはどのように関わったらいいのでしょう。 …

ドイツ人と日本人の働き方、休み方のちがいがコロナ対策の違いにも

ドイツと日本のちがい ドイツ人と日本人の働き方、休み方のちがい こういうところも今回のコロナ対策のちがい、国民の行動のちがいに出ているのかもしれません。 ドイツ人の暮らし方、働き方、休み方 ドイツ人の …

2018年は「創造の年」、これまで以上に自分で好きなことをやっていく年に

2018年がスタートしましたが、私はこのような「特別感」があまり好きではありません。 特に年末年始のざわざわした感じや「今年はこれに頑張ろう!」「○○をしなければ」的なイベントは落ち着きません。 なん …

スティーブ・ジョブズの生き方に学び、自分の人生をやり切る

スティーブ・ジョブズ、カッコいい! 言行一致とは、彼のことをいっています。 アップルを作ったとかiphoneを発明したからすごいんじゃなく、彼の生き方が素晴らしいんです。 CEOとか社長とかいう「肩書 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料