仕事

ワタミの過労自死事件も競争社会による企業体制の犠牲者の一人

投稿日:

2008年に起きたワタミの過労自死事件の損害賠償請求訴訟が終結し、裁判所で当事者両親が和解に合意しました。
この両親はこの7年間、どんな思いでおられたかと思うと本当に心が痛みます。
ワタミの渡辺美樹氏に対しては怒りしかありません。
この女性も競争社会による企業体制の犠牲者の一人です。
トップブラック企業ワタミで働いていなければ、彼女は自殺することはなかったです。
渡辺美樹氏は、ワタミ正社員の156倍の時給14万5千円もの報酬を得ているとのこと。
渡辺美樹氏によると、
「ブラックって言われたら一人前、過労死なくしたい遺族等の願いを「不当な要求」、ブラック企業「なめんなよ」
「365日24時間、死ぬまで働け、10年後も20年後もこの言葉が飛び交う「ワタミ」でありたい。

「下流にいれば飯が食えなくなって野垂れ死にするしかない」
こんな経営理念を持っている会社、決して渡辺ワタミだけではないです。
多くの労働者が不当な労働差別、賃金差別を受けているのが今の日本の実態です。
しかし、意見をいえば即首にされるので言いたくても言えない状態に置かれています。
今回の和解では、事件外のワタミの労働者全体に対する「過重労働防止策」を渡辺美樹氏に誓わせたことは一歩前進だといえます。
ただし、これからが始まりです。
「過重労働防止策」をどこまで真剣に履行するか、被告らの態度と今後の実効性が問われます。
そのためには、ワタミをはじめとするブラック企業に対して世論全体で厳しく監視していく必要があります。
戦いはまだ始まったばかりです。
ワタミの過労自死事件の和解の凄さに付きとりあえずの解説
http://bylines.news.yahoo.co.jp/watanabeteruhito/20151209-00052271/

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-仕事

執筆者:

関連記事

【2017年最新版】ひとめでわかる障害者雇用促進法と障害者雇用の現状

情報のひとつとしてシェアします。 これは障害者雇用促進法についての解説なので、こういう書き方になるのだと思います。 雇う方にも働く者にも、採用したり働く上での一定の「基準のようなもの」 も必要なことも …

社会のいう「人生のレール」から外れた人に冷たい日本社会

企業にとっても少子高齢化による職場での人材不足が課題ですが、社会のいう「人生のレール」から外れた人に冷たい日本社会。 労働人口を安価で増やすための非正規雇用は増えているものの、短期間で職場を離脱する人 …

文章力は何かを創り出す武器になる欠かすことのできないスキル

これは新人教育のみではありません。 すべての人に通じるスキルです。 ・文章力は、すべてのビジネスにおいて欠かすことができないベーシックスキル。 ・文章力は何かを創り出す、何かを伝えるスキルとして大切。 …

ALSになっても、出来ないことは何もない。恩田聖敬

恩田聖敬さんと株式会社仙拓の社長である佐藤仙務さんとの対話が載っています。 佐藤さんは、生後10カ月で10万人に1人と言われる難病である脊髄性筋萎縮症と診断され、それ以来寝たきりです。 佐藤さんからし …

起業は誰でもできる 起業のネタはいっぱいある

起業成功の秘訣は、誰もやっていないことを始めること。 組織の歯車(兵隊)として命令され妥協しながら生きるか、自分のやりたいことだけをして生きるか。 あなたはどちらの生き方をしていますか? 起業のチャン …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料