教育

広島の中学校で自殺した生徒「どうせ言っても先生は聞いてくれない」

投稿日:

自殺した生徒は、「どうせ言っても先生は聞いてくれない」と保護者に話していたそうです。
この生徒は、長い間どんなに苦しんでいたかと思うと、ほんとうに心が痛みます。
生徒が専願での高校進学を望んでいたのに、担任が間違った記録に基づく万引きを理由に複数校を一般受験するよう勧めていたとのこと。
緑ケ丘中の生徒は学校の中で教職員の誰にも相談することはできなかった。
緑ケ丘中では、生徒が「先生は話を聞いてくれない」という思いを抱かせる不十分な教育相談体制になっていたことが報告されています。
報告書は生徒の自殺に関し「学校としての責任がある」と結論づけています。
今後も「学校としての責任」の取り方を注視していきたいと思っています。
もちろん、「学校」の中には町教委や県教委や文科省も含みます。
学校現場での教員の酷い対応や指導によって児童・生徒の自殺は全国で頻出しています。
その背景には、今回のように教育相談体制が全くはたらいていないことがあります。
私はこの他の多くの学校でも「何でも言える学校」には程遠いと感じています。
生徒と教員の間に信頼関係ができていなければ、「何でも言える学校」は作れません。
保護者と学校との関係においてもそうです。
教職員間の関係においてでもそうです。
「どうせ学校に言ったってなにも聞いてくれない。分かってくれない」という関係の中ではお互いに本音で話ができるはずがありません。
学校も教育委員会もこのようなことが起こるたびに「再発防止に努める」といいますが、それはアンケートをとったり聞き取り調査をすることなんかじゃありません!
教育委員会へ調査報告を出すことが対策なんかじゃありません!
これまで長年の間、「形だけ」の再発防止対策にとどまっていることが問題なのです。
なによりも優先して、学校が子どもと保護者との信頼関係を構築していかなければなりません。
信頼関係を構築していくには、何を大切にして具体的にどんなことを実行していくのか、学校に関わる全ての人が考えて行動を起こしていかなければなりません。
また、地域が学校に無関心であることも問題ですから、それも変えていく必要があります。
・学校をもっと地域に開放すること
・生徒対応は密室で行うのではなく、徹底して透明性を高めること
・保護者も地域の者も率先して積極的に学校と関わっていくこと
・イベントや会だけの集まりではなく、日常的に継続的に関わっていくこと
・学校に関わる誰もが遠慮しないで、誰に対してもズバリものを言っていくこと
・子どもの教育を教職員に任せるのではなく、地域の専門家といっしょに子どもを育てていくこと
・子どもの教育にとって意味のない仕事はバッサリ切ること
年に1~2回ほど開かれる「なんちゃら連絡協議会」などという「形」での組織は作られていますが、そこでの話は建て前論ばかりで、まったく機能していません。
そんな無駄な会議なんかしなくていいです!
それらをみんなが本音を言い合える場にしていき、これらのことを継続的に実行していく必要があります。
広島・中3自殺「どうせ言っても先生は聞いてくれない」(産経WEST)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

教師の個人の力量とソーシャルキャピタルで学力は伸びる

学力と教師間の同僚性との相関関係、とても興味深い結果です。 というか、当然の結果です。 ・最も算数の到達度が高いのは、人的資源(教師の個人の力量)とソーシャルキャピタル(教師間の同僚性)がともに高い場 …

「問わずにはいられない」いじめ被害など遺族らが自費出版

学校でいじめや事件などの被害にあった子どもの遺族ら21人が自費出版しました。 いじめを受けていた当時のことを、生々しくこうつづった。 担任の教師は一度はいじめの存在を認めながら、しばらくして校長の前で …

摩訶不思議な「学校現場のホンネの話」を聞きたくないですか?

最近どういうわけか教員時代の夢を見ることがある。 それも毎回出てくるのは教室の風景ばかり。 自分では、ごくごく普通の平凡な教員だと思っていた。 まわり(管理職や教育委員会)がどう見ているかは別として、 …

「不登校の子どもの権利宣言」を知っていますか?

「学校があると知っていたら、生まれてくるんじゃなかった」 不登校の子どもたちは、子ども間の理不尽な暴言・暴力、教師の無理解な上辺だけの対応、一律的な学習評価など学校生活で傷つき、教室での居場所を失った …

道徳科導入と教員の評価についての問題点がありすぎる

小学校では今年度から「道徳科」が始まりました。 ・教育の最低基準が行き過ぎると、教育の画一化を招いたり、ときの政治権力の考えに沿って学校教育が行われたりするようになってしまう。 ・道徳は個人の価値観や …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料