武田さんのような大人がたくさんいたらいい。
今必要なのは、素のままにそこに居る大人の存在だ。
今、多くの大人たちは、恥をかくこと、失敗すること、弱音をはくこと、助けを求めること、負けることをとっても怖がっていると思う。
だから、子どもたちも若者たちも、弱音をはいたり助けを求めたりすることができなくなっている。
それが生きる妨げになっていると思う。
現在の公的な相談機関のハードルが高いのは、してあげる支援、してもらう支援になっているからだと思う。だから「助けて!」って言えない。
そこに行ったら何かしなくちゃいけない、何かさせなければいけないから、気軽には行けないのです。
行く気も起こらないのです。
教育の世界も、「させる、させられる」という関係になっているためにとても窮屈で退屈で息苦しくなっています。
しかも、みなが同じ目標、同じスピードでやらなくてはいけないから、とても不自由な世界なのです。
教える必要もない、指導も要らない、してもらう支援も要りません。
必要なことは、自分らしく生きているだけでいい。
目標も要らない、理由も要らない、結果も出さなくていい。実績なんか残さなくていい。大いに失敗したらいい。
大切なことは、そこに自分らしく居られる自由があること。
YESでもない、NOでもない。そのままの存在で大丈夫だという安心感があること、なにをしてもいい自由が保障されていることが大事だ。
だから、説明も要らない、説得する必要もない、言葉も要らない。約束もしなくていい。結果を出す必要もない。ただ自分が自分らしくそこに存在しているだけでいい。
今、教育期間も相談機関も最もできていないことが「待つ」こと。
とにかく「待つ」こと。
すべては周囲が決めることではなく本人のタイミングであり、その時を待てるかどうかだと思う。
答えは本人がすでに持っているのだから、本人が動き出すのを待っているだけでいい。
自分らしく、自分に素直に生きることだ。
自己満足がいちばんいい。
テキトーでダイジョーブ
教育機関や相談機関、教育の専門家という人の多くは、成功体験を与えるとか自己肯定感を高めようとか自分に負けないようにとか言っているけど、実はそれが高い壁となっているのではないかなあ。
別にそんなことを目標としないでも、テキトーにやったらいいんだよ。それで全然ダイジョーブなんだから。
というか、その方が全然気楽に生きていけると思うけどね。
生きる力 希望の芽生え
☆17年ひきこもっていた青年が一心発起して,勇気を振りしぼって『まきば』に電話してきた。彼は『まきば』の老人介護で7?8年働いて,自信と希望を紡いで羽ばたいていった!
ひきこもりを脱出できた要因はなんですか?…と聞かれて,こう答えたそうだ!…
『まきば』の武田さんと言う人は,とんでもないことをする人で,それなのに恥ずかしくもなく堂々と,ハツラツと生きている!
…それなら自分だって胸張って生きてていい筈だ…と思ったそうである。反面教師…である。
☆私は彼のこの言葉を伝え聞いた時,最初は一瞬ショックだったが,次第に勲章を貰ったかのように…誇りに思っている!
なぜなら,そこまでやらないと間に合わなかった!…どうすることも出来なかった。…苦肉の策だった。それでも…
彼の中に希望が芽生えれば全てがひっくり返る!…そのために必要なことは何でもやる!
無理を承知で,たとえお笑い草でも…恥も忍んで…ギリギリの所で踏ん張ってきた。
☆なぜなら,…それが??彼の生きる力となったのだから‥!