“ひきこもったまま”あらゆる人とつながることができるネットの力。
「自分のことを誰かが待っている」って、自己の存在を自覚できるとても大切な感覚です。
「一人でいるほうが気が楽だけど、どこかで人とのつながりを求めている」
「自分なり」のコミュニケーション手段で、「自分のタイミング」でつながることの大切さ。
オンラインがきっかけとなって外に出る人もいるでしょうし、別にオンラインでのつながりが目的やゴールでもいいと思います。
インターネットを媒体とするのもコミュニケーションのひとつの形です。
ネットと現実を分けていう人がいますが、ネットも現実の世界です。
ネットの向こうには人がいます。人と人の関係をつなげる手段の一つですよね。
そこから自分の世界を創っていったらいいです。
ネットを媒体とした出会いと友人関係、十分ありです。
私が子どものころは文通とかペンパルとかアマチュア無線とかで、会ったこともない人たちとコミュニケーションをしていました。手紙が届いたり交信相手が受信してくれた時の感激は対面する以上のものがありました。
そこから人間関係が作られていました。
現在のネットだって、それらと同じです。
もちろん、どんなことだって気をつけないことはありますけど。
オンライン当事者会は、家から外に出るのが難しいひきこもりの人でも、気軽に多くの人につながってもらおうと、ことし2月から東京のIT企業が始めました。ひきこもりの当事者や経験者であれば、誰でも無料で参加が可能。メールアドレスを登録すれば、ブラウザーやアプリでアクセスできるURLが送られてきます。
オンライン当事者会への参加のしかたは、それぞれのひきこもりの度合いに応じてさまざまです。
ウェブカメラを使って顔を出して発言する人。音声だけで顔は出さない人。チャットのみ、つまりテキストでメッセージを送るだけの人もいます。チャットのみの場合はコメントがアップされたところで、司会が1件1件読み上げます。一切発言せず、聞いたり見たりしているだけでもOKです。