教育

親はなんとかして学校へ行かせようとしますが子ども本人はそれをのぞんでいるのか?

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「子どもが学校に行かなくて困っている。なんとかして行かさなくては」という親御さんは少なくありません。
親が不安になるのは「子どもが親の思い通り」になっていないからですが、それは子どもの課題ではなく「親の課題」ですから、子どもにとってはいい迷惑です。親の課題は親が解決しなければなりません。
学校に行くには一人ひとりに理由があります。
無理をさせない。本人の気持ちを何より優先です。
親はなんとかして学校へ行かせようとしますが、子ども本人はそれをのぞんでいるでしょうか。
親が引きずってでも子どもを学校に連れていくのは得策ではありません。

学校に行くのも行かないのもアリで「行きたければ行けばいい」です。
不登校は問題ではなく、「学校に行くのが当たり前」「不登校は問題である」という考え方が問題なんです。

子どもが不登校になったけど一体いつまで待ったらいいの?

「不登校」が問題なのではなく「学校に行かない子は悪い子だ」「不登校は問題だ」とする考え方に問題があるのです。
学校を含めた子どもの学びの環境と大人たちの間違った対応が悪いのです。

今の学校は子どもが安心して過ごせる場所でしょうか?
私たちは子どもが安心して過ごせる環境を作ってきたでしょうか?
子どもの意見を尊重しているでしょうか?

「不登校の解決」とは学校に行かせることではありません。
子どもたちが安心して過ごせる環境作りと子どもたちを尊重する対応をすることです。

学校へ行かせるのではなく、大切なのは子どもが好きなことを見つけること

その子に合った環境で生きられるように大人が頑張って行きましょう!

私も結空間さんとまったく同感です。

結空間(ゆいくうかん)(2024.1.29)

特に小学生の子が、不登校が必要になって不登校になっているのに、理由を言葉で説明できないこともあり、親に逆らう事もできないので、一時間だけとか、保健室登校とかに無理やり学校に連れて行かれる子が増えているように思う。
はっきり言わせていただくが、そんな方法で、学校に行けるようになることはまずないと私には言える。
一時戻れても、成長して親に逆らえるようになったり、複数の、心身の病名を付けられたり、暴力行為がでてしまったり、学校をやっと離れられる年齢になってから引きこもり状態になる人もいて。
そうなってから、やっと気が付く家族の方が多いので。涙
子どもを中心に考えていない学校や教師の方もいる中、学校に頼り、学校に言われて医療にかかったりする方や、名前だけの専門家に引っかかり、大金を費やして、何も変わらないことに気がついて、違う場所を探し、結果、うちにたどり着く方が多くおられ。
あの、無駄に支払ったお金をここに積みたい!と言われた方が複数おられる。汗
そう言われるには理由がある。
うちに来てから、私が不必要になるまでが短い。
うちに長期通われる方はほぼいないので。
で、うちはお金が儲からない。笑
お話を「聴いて」一緒に考える。
具体的な言動から。
ご両親はもちろん、必要であればご兄弟や祖父母の方まで来ていただいてお話をする。
お父様が仕事で来れないと言われたら、帰宅時間を聞いて、夕ご飯をお食べになってから来ていただいたこともある。
終わったのがたしか深夜2時だったかな?汗
そこまで子どもの事を考えてくださるの親御さんなのですから、その事が子どもに伝わったら、子どもが元気にならないはずがないよね。
自分に合わない場所から離れ、元気になって、自分の好きな事を見つけたら、やれと言ってもしなかった学習を自分でやり始めて、結局!
先日、東京での学び(文科省や子ども家庭庁、厚生労働省などのお話も聴けました)に参加したら、民間で頑張っている方々が、お若いのに、自分で組織を作り、人の為に頑張っておられる方の多くが、何と元不登校経験者の方々。
やっぱりなあと思った事でした。
苦労を生かせる道に進んでおられるんですよねえ。
お話し、素敵でした!
なにも偉い人?になる必要はなく、自分が進みたい道を見つけたことが素敵だと思う。
前にも書いていますが、不登校は、不適切な環境に置かれた人間が、自分の身を守るため、体が自分の身を守るために「なった」状態だと私は思っています。
無意識だから説明できない状態。
特に中一くらいまでは。
親は、自分が経験してないと理解できないのは当然。
子どもが「普通」ではない状態になるって辛いよね。
何が何だかわかんないよね?
私もなったからわかります。
学校や、家族、親族、友人だと思っていた人からまで、事実上責められて。善意だとは思うけど。汗
少なくともそれって無知なだけですから。汗
辛さを分け合って、何が、子どもにとって、大切な事なのかを知って、まずは不登校を認めましょうよ。
それが結局未来を招く行為なのですから!
否定が未来を閉ざすのです!
不登校の子は引きこもりになると思っていませんか?
それは違います!
不登校を否定され、自分の身を守れなかった子が、引きこもりになるのだと私はずっと見てきて思います。
誰が、好き好んで引きこもりになるはずがある。
「人間」は「人の間」で過ごす生き物。
それが出来なくなるような環境は、子どもが悪いのではなく環境が悪いのです。
変えて行きましょうね。
国レベルで、不登校の扱い?が変わってきています。やっと…。
その子に合った環境で生きられるように、大人が頑張って行きましょう!
不登校をしても未来がなくなる事はありません!!!
道をふさぐ対応はやめませんか。

結空間(ゆいくうかん)さんのFacebookより

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