自分が当たり前と思っていることは「いいもの」「スゴイこと」って思わないんですよね。
自分が当たり前にできていることも、それが普通になっているからスゴイって思ったこともない。
でも、人から見れば「いいもの」だったり「スゴイこと」だったりします。
「鳥取県は田舎だから何もない」ってよく言われるのもそれです。
「何もない」なんてことはなくて、いいものいっぱいあるし、すごい人だってたくさんいます。
鳥取県って知られていないだけで、面白いところや面白いことやっている人って結構いるんですよ。
地元の人は、それが呼吸をするように当たり前になっていて、そのすごさに気づいていないか「都会と比べて何もない」という言い方をしているだけなんですよね。「鳥取だからいい」ってものもいっぱいあるんですよ。
「鳥取メディア研究部」というところが面白い取り組みをしています。
鳥取県の魅力を地元から日本全国に発信するためのスキルを学ぶ講座です。
運営団体の「TomCat(Tottori media creative action team)」は、鳥取県八頭町を拠点に空き家の利活用などをおこなう「一般社団法人ワノクニ」、地元メディアの「とっとりずむ」、「鳥取マガジン」によって結成されました。
外部メディアの目から見ると、鳥取には魅力的な観光資源がたくさんある。問題は、地元の人がそれに気がついてないということだった。
「地域おこしの人材には、『土の人』と『風の人』がいるとよく言われます。土の人はその土地に住み続ける人で、取材者にとっては、人脈を紹介してくれる貴重な存在です。でも、彼らは土地の魅力になかなか気づけないので、外部者にそれを伝えることができない。
外からやってきて地域に風を吹き起こす風の人が必要になるのですが、もし、土の人が地元のよさを把握していれば、より魅力的な情報発信ができる。
そういう意味でも地方発の情報発信を積極的に進めていくことが大事ですね。
「“何にもない”の呪い」を断ち切れ!|「鳥取メディア研究部」に学ぶ地方からの情報発信に必要なもの
鳥取県×日本財団共同プロジェクト「みんなでつくる“暮らし日本一”の鳥取県」
TomCat(Tottori media creative action team)
一般社団法人ワノクニ
とっとりずむ
鳥取マガジン