教育

「不登校を100%解消させて学校へ戻す」という高額セミナーを考える

投稿日:

「不登校・ひきこもりを100%解消させて学校へ戻す」という高額のセミナーがあります。
「何とかして学校へ行かせたい!」と思っている親御さんにとって、このような触れ込みは魅力的に思えるのかもしれません。
しかし、不登校の解決は学校へ戻すこと「だけ」ではありません!
そして、「学校へ行くか行かないか」の二者択一でもありません。
すべての人に学ぶ権利があります。
そして、どこで何を学ぶかは自分で選ぶ自由があります。
そのどれを選んでもOKです。
最も大切なことは、子ども本人の意志です。
そして、それを最大限尊重することが重要です。
不登校の「解決の姿」とはどのような状態、何をもって「解決」というのでしょう。
学校に戻るというのもそのひとつですが、それだけが解決ではありません。
「学校には行かない」というのも「学校に行く」というのもどちらも「その子」にとっては正解です。
「学校には行かない」道を選んだ子どもにとっては「不登校」という概念は存在していません。
詳しくは心のエネルギー曲線の回復の姿のひとつの形が「学校へ行く」ことに書いています。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

教室の中にIT機器を持ち込むだけで、どんな子どもも自分の能力を発揮できる

「松谷くんの学習障害はiPadを使うことで障害ではなくなります」にも書きましたが、自分にあわない勉強方法のせいで「自分には価値がない」と思って不登校になってしまった松谷くん。 学習障がいのある彼は、字 …

発達障害の子どもたちが辛いのは不適切な対応による「二次障害」

この記事すごく分かりやすいです。 発達障害の子どもたちが辛い思いをしているのは、周囲の理解のなさからくる不適切な対応によって引き起こされる「二次障害」によるものが大きいです。発達障害からくる特性はうま …

教科書や新聞記事レベルの文章をきちんと理解できない中高生が多くいる

中学を卒業するまでに教科書を読めるようにすることが義務教育の課題。これって当たり前のことなのですが、教科書や新聞記事レベルの文章をきちんと理解できない中高生が多くいることが、国立情報学研究所の調査で分 …

「強制されることに過度な違和感を持つ」パーソナリティと不登校対応のギャップを考える

私の感じていること考えていることを的確に書いてある記事を見つけました。これが理解できる教育関係者が何人いるでしょうか? 「強制されることに過度な違和感を持つ」パーソナリティとは、自分の主義主張を持って …

不登校の時間に旅をする選択 学校・教委も受け入れたある親子の教育法

学びとは本人がどうしたいかで決めたらいいです。 学校も必要になったときに利用したらいいです。 駿くん 「今日は家で勉強したいので、学校を休みます。」 駿くんのお父さん 「学校のペースというのが駿に合わ …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料