教育

子どもの学びサポーターズセッションレポート「学びにくさ」を考える

投稿日:


子どもは一人ひとり違うのに、画一的な学校に入れようとすることは不可能です。
学校に行かなければいけないとするから「不登校」という概念が生まれます。
いつどこで学んでもいいとなれば「不登校」という概念すら生まれません。
枠にはまった学校にすべての子どもを入れるのは不可能ですが、それを無理してなんとか学校に連れ戻そうとしているのが、今の日本の「不登校対策」です。
学校だけではありません。地域の人たちもみんなでよってたかって「不登校の子ども」を作り出しています。「不登校は悪いことではない」のに「学校に行かない子は悪い子」にするから子どもが辛い思いをします。
このように学校が子どものニーズに合っていないので、年々学校を拒否する子どもが増えるのは当たり前のことです。
お客さんがほしいものが置いてない店にお客さんが来るはずありません。お客さんがほしいものを売っていたらどんどんお客さんがやってきます。
日本の学校はまるで押し売りをしているみたいです。子どもが求めている「商品」が置いてないのに買わせようとしているのですから。
枠を決めるから、その内と外ができます。
枠を作らなければ内も外もありません。
今の日本の学校の「教え」「覚える」勉強スタイルも学年別システムも超時代遅れです。
だから、画一的ではないもっと子どもや教員の主体性が発揮できる自由な学校を作る必要があります。
そうすれば「不登校」という概念はなくなります。

「学校に行きたくない」と感じている中学生は推計約43万人。学習面を理由に挙げる子どもの割合が大きい
社会全体の学びや不登校に対する意識に変化が必要
大切なのは、地域ぐるみで「横のつながり」をつくり、まずは地域のみんなで取り組んでいくこと
「不登校」という言葉を聞いてどんなイメージを受けるだろう。「友達と合わない変わっている子」「集団生活ができない駄目な子ども」といった、マイナスの印象を抱く人もいるかもしれない。しかし、不登校になる子どもに原因があるのではなく、日本の教育システムや、社会制度、「不登校」に対する考え方に原因があるのではないだろうか?
2019年6月8日・9日に鳥取、6月23日・24日に横浜で開催された「学びにくさ0 (ゼロ)の地域のつくり方 〜子どもの学びサポーターズセッション〜(以下、サポーターズセッション)」は、学校になじんでいない子どもたちが学びやすい地域づくりについて、3人のゲストスピーカーと地域の大人や子どもたちで考えるイベントだ。

子どもの学びサポーターズセッションレポート(前編)「学びにくさ」を抱える子どもたちに地域は何ができる?
子どもの学びサポーターズセッションレポート(中編)地域の絆で「学びにくさ」を解消する
子どもの学びサポーターズセッションレポート(後編)「学び」の形は、とてもシンプル!これからの時代の学びについて

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

日本の学校教育は「前産業時代に特化した時代遅れの教育システム」である

文科省や教委は「すべての児童生徒が来れる学校作り」を掲げていますが、それは不可能に近いです。実行は無理です。 子どもが学校に合わせるのではなく、学校の方が子どもの実態に合わせるという考えでなければなり …

あなたは文字派? 聴覚派? 6つの「認知特性」ごとに最適な勉強法教えます!

繰り返しドリルは効果があるどころかますます勉強が嫌いになっていきます。 ドリルが宿題に出されてもやる気が出ないのは当たり前です。 だからそんな宿題はしなくていいです。 その時間を自分の好きなことをした …

教員から黒染めをするよう強要「茶髪で生まれたら普通じゃないの?」

髪の毛が生まれつき茶色いにも関わらず、教員から黒染めをするよう強要され、精神的苦痛を受けて不登校になったとして、大阪府立高校の女子高生が府に対して起こした裁判が、議論を呼んでいます。 髪の毛の色だけじ …

「学校に行かせてない親は法律違反している」というのは間違いです!

今日の子どもの学びを考える勉強会vol.3でも学校に行く目的についても話し合いをしましたが、「学校に行かせてない親は法律違反している」というのは間違いです! 理不尽極まりないです。 確かに、保護者には …

学習障害は学習の仕方や評価のものさしを工夫することで「障害」ではなくなる

学習障害は、学習の仕方や評価のものさし、使う道具を工夫することで「障害」ではなくなります。 みんなが同じ方法や評価基準で測定しているために「障害」と見られています。 その多くは才能あふれた人なのに、文 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料