鳥取県では、平成25年度より「特別な支援を必要とする子どもたちの明日を語る会」を、東中西部の各地区で年1回開催しています。
子どもに関係するいろいろな立場の人が一堂に集まって意見を述べ合う場は、年にこの1回しかありません。
その意見が反映されるのは1年後まで待たなければなりません。
学校では支援学級担任や特別支援教育主任も一人で複数の仕事を抱えていて、とても対応しきれる量ではないのが現実です。
学校は学校として努力しているのですが、十分な対応ができないのです。
個人の努力では、限界に来ているといえます。
このような会が行われていることを知らない保護者や教育関係者も多いと思います。
発達障害の理解や支援を進めていくと同時に、まずは実態を知る、保護者の声を広く届けることも必要です。
こちらで、これまでの「語る会」の意見概要も見ることができます。
鳥取県 子どもたちの明日を語る会の意見概要がようやく公開されました
多くの人たちが集まりやすい会の日程にすべきです
一昨年は2学期末、昨年は1学期末と、学校の教職員が最も忙しい時期に行われました。
このような日程では教員が参加したくても参加できません。
保護者の意見も毎年同じようなことを伝えているのですが、前年度からの申し送りがなくほとんど改善されていないといってもいいです。
せっかくこのような場が設けられているのに、県民の多くが会のことすら知らないことも問題だと思いますので、もっと広く広報していく必要があります。
みんなの意見や要望をまとめて伝えていくことが必要です
この会は毎年行われているのに何も変わらない。
教室の中で子どもたちは毎日困ってるのことがたくさんあるのに、対応が十分ではありません。
それを改善していくためには、思っていることを言わないと誰にも分かってもらえれません。
・子どもはこんなことに困っている
・保護者はこんな思いをもっている
・教員は子どもを目の前にして何をしたらいいのか困っている
みんなの困っていることを出し合って、お互いができることをしていくための会です。
これからもいい続けしかありませんし、これまでは会の中でそれぞれが一人の意見として伝えていましたが、親の会で「みんなの意見」としてまとめて伝えることもしたらいいと思います。
学校を変えるのは子どものためだけではなく、教員も含めてみんながいろいろなことをやりやすくするためです。
保護者のできること、教員のできること、教委のできることをお互いが確認して進んでいきましょう。
今年の開催要項が分かり次第シェアしますので、ぜひ多くの方に参加して欲しいです。
特別な支援を必要とする子どもたちの明日を語る会