教育

新学習指導要領の柱「考える力を育てる」ために最も必要なこと

投稿日:

新学習指導要領の柱は「考える力を育てる」ことです。
考える力を育てるのに一番いい方法は「何も与えない」「何も言わない」ことです。
何もない状況、規定のものや規則がなかったら、自分で考えて作り始めます。
だから、学校がすることは教科書や宿題をやめることです。
そうすることで一番考える力をつけることができます。
だから、考える力をつけるのに道徳を教科化したり細かい校則を作るのは間違ったやり方です。
子どもでも大人でも、 「何も与えない」状況を作ったらどうなるかやってみたらいいです。
試しにやってみたらすぐにわかります。
子どもはほっとけば自分で考え自分でやるしかなくなります。
「やりなさい」と言われたらやりたくなくなります。
親が好きなことを楽しんでいたら子どもだってやりたくなりますよ。
はじめに教科書ありきではなく、自分の足跡が結果的に教科書みたいなものになるのが本当です。
やりながら考え、考えながら修正し、ステップアップしていく。その記録が次にバトンタッチされる。
失敗経験は多ければ多いほどいいです。
これが一番いいです。

子どもたちに現行の指導要領のキーワード「生きる力」はついたのか?

現行の指導要領のキーワードは「生きる力」でした。
あなたは知っていましたか?「生きる力」ですよ~。
保護者向けの「新しい学習指導要領のポイント」にはこうあります。
1.学校で学ぶ内容が充実します
2.授業の時間数が増加します
3.子どもたちの「生きる力」を育みます
4.子どもたちの「生きる力」を育むためには、学校・家庭・地域の連携・協力が必要
誰も読んだことはないと思いますが、一度読んでみてください。
でも、でも実際はどうでしょうか?子どもたちに「生きる力」は育っているでしょうか?
指導要領は改定されていますが、学校でやっていることは50年前とほとんど変わっていません。
子どもを同じ空間に閉じ込め、同じような授業スタイルで同じ目的に到達するために「与えられた課題」をこなしているだけです。
理念だけあっても中身が伴っていません。
理念や目的と実際にやっていることが矛盾しています。
平成23年度(2011年度)すぐにわかる新しい学習指導要領のポイント(PDF)
令和2年度(2020年度)新学習指導要領
3つのキーワードで新学習指導要領案を見る!〜「学びの質」に大きくシフトして必要になるものは?
今小学校で「生活科」っていうのがあります。
実はこの教科、はじめは教科書がなかったんです。
でも、現場の教員が「教科書がないと何をしたらいいか分からないから作って」という要請があって作られたそうです。
あと「総合的な学習」ですが、児童生徒と教員で考えて作ることができる「はず」だったんですが、各学校・各学年でテーマが決められています。それに当てはまらないと実施できないんです。
まあ、私の場合は無理やりテーマにつなげて勝手にやってましたけどね。
何もないから何をしてもいいので面白いのに、教員も何もないと何もできないんだよね。

指導要領は「理念」であり実際の授業の姿とは異なります

新指導要領には3つのキーワードとして「資質・能力」「カリキュラム・マネジメント」「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)があります。
ここにはこれまでの授業スタイルやテスト重視とは、全く違う姿があります。これが本当に実現すれば生き生きとした学びが教室に生まれそうな気がします。
さらに、「学校の教育が学校の中だけに閉じたものにならないようにする」といっています。
これが実現したら夢のような学校ができると思いませんか?
しかし、これは「理念」です。実際の授業の姿とは異なります。
これを本当に実現するには、一人ひとりの教員の創意工夫がより一層必要になります。
個々の子どもの違いにどう対応していかも大きな課題です。
文科省は「それらをやる」というのです。
しかも「文科省の作ったカリキュラム」で「教科書を使ってやれ」といっているのです。
幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)補足資料(PDF)
新指導要領はいよいよ平成30年度に幼稚園から随時、全面実施されます。幼稚園はあと2か月後には全面実施ですよ。準備はいいですか?
小学校は平成32年度、中学校は33年度に全面実施、高校は34年度の実施予定です。
その一方で、 新タイプの学校では何年も前から実践しその成果も出しています。
文部省の時代から言うだけで中身がありません。というかできもしないことを並べてその結果分析もできていません。
ただ、このような形に体裁よくまとめることだけは上手です。
国民も騙されているのに気づいていますが、その他の方法を見つけることができません。情けない話ですが現状に従うしかないと諦めています。
だから松陰先生のような塾を作ろうと考えました。
小中学校では、その前倒しとしてこの4月から一部実施されますが、その中身は実際にどうなっていくのか興味津々です。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

特別支援教育 井上先生の「魔法のお手伝い」が素晴らしい

昨日は、「保護者のピアサポートの会」の勉強&交流に参加してきました。 LD学会佐賀大会の報告の中で、素晴らしい先生がいることを知りました。 「魔法プロジェクト」で「魔法のアプリ」を使って学習実践をして …

大学入試での発達障害のある受験生に対して受験上の配慮の例

発達障害の人が入学試験を受ける際に、さまざまな困難があることがあります。 今年度の入学試験はほぼ終了しましたが、来年度以降に受験する予定のある人は知っておくといいと思います。 大学入試センターが実施し …

不登校でいろいろな選択肢を用意するのが学校や親、支援者のできること

「不登校」と一口にいっても、一人ひとりが背景も要因も異なります。 親は将来の子どもの心配と同時に、明日のことも心配で頭が一杯です。 将来のことも気になりつつ、現実には「この子、明日はどうしよう、その次 …

鳥取県教委のいじめ通報アプリ導入は疑問だらけです

鳥取県教委は新年度、生徒や保護者がスマホや携帯電話を使っていじめの情報を学校に通報できるアプリシステムを、県内「3中学校で試験導入」するらしいです。 身近なツールをいじめの早期発見につなげるのがねらい …

就職でも進学でもない、高校卒業時の進路決定を認めた東京都立秋留台高校

多様な生徒のニーズに応えるため、進路決定もまた多様性が保障されているのであれば、生徒にかかわる先生や関係者は、時間的制約から一定程度解放され、中長期の視点で生徒の進路を考え、向き合うことができるのでは …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料