当事者の声を聴くことがすべての始まりです。
どうしてひきこもりになったの。
まあ、ようするに、学校と地域社会だね。 ぼくはこの新しい環境で、「自分をゆずってまで彼らに適応するなんて、誰がしてやるもんか」と固く心に誓った。その一方では、ぼくはまわりの連中を、「なんてつまらないやつらだ」と思った。
彼らはぼくをときには精神発達遅滞の子だと見なした。ぼくのことを精神発達遅滞だと勘違いするようなやつらと、いったいどうしたら友達になれるでしょうか。無理でしょ、そんなの。ぼくは外の世界とは、何かが根本的に違う、って。
社会的な圧力も、またひきこもりの一つの原因です。ぼくのひきこもり部屋の外側の世界は、ぜったいぼくに向いてるものではありません。
すべてのひきこもりの人がこうかどうかわからないけど、ひきこもりであることは、まったくぼくを困らせない。ぼくはひきこもりであることによって、自分の豊かな時間を開拓し、時間の制約なくいつでも好きなことができる。それによって、社会的な圧力や不快な世間の生活からのがれていられる。
ぼくはぜいたくな暮らしも要らない。パソコン、ベッド、安らぎ。それらがあれば、ぼくはもう十分だ。ぼくは小さな生活で幸せだ。
欲をいえば、本を書いてみたいかな。好きなことをして、そこからわずかばかりの収入が得られるなんて、なんてすばらしい生活だろうと思う。
フランスのひきこもり当事者インタビュー 第2弾
ギードの場合 第1回「ひきこもりだって恋をする!」
「そういう現状(日本の就労のしくみ)の中で、具体的に自分はどうすれば良いのかが全くわかりませんでした。
ただ自分に残された選択肢はひきこもるということだけだったのです。
そうなんです。僕は具体的な話が欲しかったんです。
こういうコースもあるんだよ。その為にはこうしようよ。というような具体的な説明が。」
こうして僕は18年間のひきこもりから抜け出した。ジュン
「学校へ行くか行かないか」ではないんですよ。
大事なことは自分は何をしていくかなんですよ。
ひきこもりの解決って、「外に出る」だけではないです。
いろんな働き方や生き方があります。
今年は引き続き「ひきこもり」ながら収入を得る仕事を創っていきます。
「学校へ行くか行かないかではなくて、別の生き方があるんだってことを自分たちで示したい」
どうしてひきこもりになったの?こうして僕はひきこもりから抜け出した
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執筆者:azbooks