子どもの貧困、不登校、ニート、ひきこもりの対策として行政も様々な取り組みはしているのだと思いますが、発信が足りていません。
時々新聞紙上で会議や報告内容の一部を読むことはありますが、ほとんどの県民はそのようなものがあることすら知りません。
「とっとり若者自立応援プラン」というものがあるということもほとんど知られていません。
現在県内には引きこもりとニートがそれぞれ約3千人強いると推測されていて、若者の自立支援対策として「鳥取県若者自立応援ネットワーク会議」というものがあるのですが、そこでも「家庭だけが子どもを支えている状況で相談に繋がっていない。」といった課題が出されています。
当事者も家族もどこに相談に行ったらいいのか?はじめの窓口を探すのすら困難な状態です。
情報発信は県民に届いてこそ発信というのですが、全く不十分です。
また、全体計画や組織図を作ることも必要ですが、重要なことはそれが機能しているかどうか、小回りの利くスピーディーな対応ができているかということです。実際どこまで機能しているか不明ですが、「相談窓口が見つからない」「相談しても先が見えなないまま進まない」という声があることを解決していく必要があります。
そういう意味では全体会議だけでは目的に近づくことは不可能です。
今後、これらの関係者から情報収集をして、現在行政としてどのような取り組みをしているのかまとめるとともに、民間での支援機関とも連携しながら、本当に機能するネットワークを構築していこうと考えています。
私の知る限り、一番敷居の低いニート、ひきこもりに関する相談窓口はこちらだと思います。
ののな NPO法人 鳥取青少年ピアサポート
とっとり若者サポートステーション
よなご若者サポートステーション
よなご若者サポートステーションFacebook
この他に、ひきこもりの人を対象にしているのではありませんが、鳥取県内にも障害者の就労に関する事業所もあります。
ひきこもりは「障害」ではありませんが、自分に合った就労の形を見つける手掛かりにはなると思います。
子どもの貧困、不登校、ニート、ひきこもりに関する情報をご存知の方、いっしょにやっていきましょう。
参考資料
とっとり若者自立応援プラン(PDF)
とっとり若者自立応援プラン(改訂版)の概要(PDF)
(平成27年度)とっとり若者自立応援プラン推進事業費
この中で「フォーラム開催経費について、平成24年度から3年間実施し、一定の成果があり当初の目的を果たしたと判断しますので、計上を見送ります。」とありますが、何をもって「当初の目的を果たした」と判断したのか、残された課題をどうするのか明確な回答を知りたいです。