学校で発生した問題が解決しないのは、学校や教育委員会などの教育機関の隠ぺい体質にある。
子どものことより、自身の立場の保身がなによりも優先する。
被害を訴えても本気で解決しようという気がない。やったとしても、当たり障りのないその場限りの対応で「解決したこと」にしてしまう。
子どもたちは、それをよく知っているので、教員にはいじめの相談はしない。
教員に相談したら、さらに教員からもいじめを受ける。
さらに、相談することで被害に遇った子がますます追い込まれていく。
また、校内の支援体制がないために、担任も誰にも相談できない。管理職に理解があればいいが、彼らもまた保身を優先する。
担任一人が抱え込み、誰の助けも得られない。
だから、誰にも相談できないまま、何も解決しないまま、ただ日常が過ぎていく。
被害者の子どもも親も担任も、いつまでももやもやしたままだ。
このような学校現場は、日本中に「当たり前のように」ある。
このようにして、ものを言えない子ども、ものを言えない教員、なかったことにする教育委員会が増え続けている。
形式的ないじめ対策や学校の隠ぺい体質、息苦しい学校環境を破らない限り、いじめは永遠になくならない。
学校による対応の差はありますが、本気でなくそうとして取り組んでいる学校も教員もいます。
「いじめはどこの学校でも起こりうる」のは確かなことですが、それが「だから、しかたがない」とか学校側の逃げ口上になるのはいけません。
大事なことは、教職員と保護者が同じ方向を向いて、いじめの根本解決を目指して動いているかどうかです。
学校任せにしないで、保護者もいっしょになって解決していく必要があります。
言いたいことを言う、やりたいことをやる。
生きるとはそういうことです。
生かされている人が多すぎます。
教育の世界だけのことではありません。
勉強は何のためにするのか?
自分の命と人権を守るためです。
子どもの命と人権を守るためです。
小学校の隠ぺい体質を現役探偵が痛烈批判 いじめ問題が進展しない理由とは
教育関係者の体質改善ができない限り、保身や隠蔽は続いていきます。
そこに踏み込むのは、隠蔽協力者による調査委員会ではなく、「本当の意味での」第三者、外部の機関です。
・いじめ防止対策推進法は無力で欠陥ばかり
・文科省や教育委員会にはいじめをなくす気がない
・いじめ自殺を未然に防ぐために
・メモや録音などできちんと記録を取ること
・教員がよっぽど信頼できるときは学校に相談してもいいが、すぐに法的手段をとること
いじめ対応に関する私の見解は、こちらにも書いています。
・現行のいじめ防止対策推進法の何が問題なのか?
・鳥取県いじめ問題対策連絡協議会議事録を問う
・倉吉こども未来フォーラムでいじめはなくせるのか疑問あり
・倉吉こども未来フォーラム「いじめを許さない」とはどういう意味?
・第4回倉吉市学校教育審議会 不登校といじめ問題に関する意見から
・教員が子どものいじめの加害者であることに気づいていますか?
・教育委員会の姿勢こそ、「いじめを許している」姿そのものだ!
隠蔽体質のある学校 わが子をいじめ自殺から守る方法
小学校の隠ぺい体質 いじめ問題が進展しない理由とは
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執筆者:azbooks