文科省が「どこまでもあなたの味方だからね」というメッセージを掲載したコラボレーションポスターを全国の中学校、高等学校に送りました。
このようなポスターを貼ることも意味があるとは思います。
「3月のライオン×文部科学省」コラボレーション コンテンツ
が、文科省も教委も学校もいじめを本気で許さないという覚悟があるのか?
学校を変えようという強い意識で、いじめをなくすために何をどうするか具体的な行動を起こしているのか?
生徒向けにポスターを貼っても肝心の教育機関がいじめを見逃し、認めないのではいじめは永遠になくならない。
問題は児童生徒にあるのではなく、学校などの教育機関や周囲の大人の対応にあります。
大人がいじめを見逃し、見てみぬ振り、いじめの事実さえもなかったことにする。こうやって逃げてばかりいるから、子どもたちはそんな大人なんか信じるはずがありません。
だから自分でなんとかしないとと考えてもがき苦しんでいるのです。
本気で「不登校は問題行動ではない」と考えていますか?文科省が通達は出しているけど、学校現場の対応はそういう受け止め方ではない。相変わらず学校側の都合で子どもをコントロールしている。
「子どもを理解するとは?」「本人に寄り添うとは?」どういうことかほんとにわかってますか?
そして具体的にどんな対応をしたらいいかわかって実行していますか?
大人の本気度と行動力が問われているんですよ。
大人の態度と行動を試されているんですよ。
こんなきれいごとのキャンペーンにはうんざりです。
2020年の学習指導要領によって、ますますいじめ、不登校は増えていく。
いじめの本質とは何か?
不登校の本質とは何か?
専門家が知らない、または知っていたとしても現状に諦めて変えようとしないからこんな小手先だけ、カッコだけのキャンペーンを繰り返しているのです。
なぜ不登校が増えているのか?
なぜ?という疑問すらナンセンスです。子どものニーズが今の学校システムに合わないから当たり前のように学校に行かないのです。
「学校で勉強するのが楽しい」と感じている子ども、さらに「毎日学校に行くのが楽しい」と感じている教員が何人いるでしょう。
本気で誰もが楽しいと感じる学校を作る気がありますか?それを口だけでなく行動で示していますか?
現実に諦めてはいませんか?
対処療法ではなく、根本的な改革が必要です。
キャンペーンで問題解決ごっこをしたり、作文コンクールで啓発活動や発表会をしたりしてはいますが、その多くはいじめに本気で向かい合っているとは思えません。
多くの大人は「いじめはなくせないからしかたがない。」と諦めていませんか?
いじめはそのときだけ我慢すれば終わると思っていませんか?
わが子に及ばなければいいと考えていませんか?
形だけの取り組みではなく、大切なことは本気でなくそうと考え、子どもの理解の上に立った具体的な行動です。
なぜ、これまでのいじめ対策ではダメなのか?
このようなおそまつな対応に対して、具体的にどのようにしたら子どもたちを守れるのか?
こちらにまとめました。
隠蔽体質のある学校 わが子をいじめ自殺から守る方法
本当の意味で地域の子どもたちをみんなで育てるという意識が必要
学校の都合の悪いことは隠す。
この体質を改善していかなければなりません。
このように逃げている大人がいじめを黙認しているのです。
そのためにも情報共有とオープンな連携が必要です。
学校と対立するのではなく、保護者はもちろん地域の人たちも学校の実情も知る必要があります。
外に出せることと出せないことがありますので、できる範囲でやっていくしかありません。
最近は学校任せになっている傾向が強いと思いますので、本当の意味で地域の子どもたちをみんなで育てるという意識が必要ですが、これがだんだん弱くなっています。
だから、お互いの主義主張もあるので一致する部分だけでも協力していくことが大事です。
みんなが忙しい忙しいといっていてはお互いのことを知ることができませんから、地道に対話を続けていくしかないと思います。
また、学校だけでは限界もありますので、関係者が何を目的にしているのかという共通理解を地道に進めていく必要がありますね。