「居場所」とは、人と人との関係性という環境のことをいいます。
その人、その子にとっての居場所なんですよね。
ある子にとって「あそこいいよ」であっても、その子にとっては「?」ってこともあります。
それは、決して「専門家」である必要はありません。
むしろ専門家の方が迷惑でうざい場合もあります。
その逆もアリで、誰でも「その子にとっての」居場所になれるんですよね。
赤ちゃんもおばあちゃんも居場所になれる。
どちらにとっても居場所です。
居場所とは何かをさせる場ではなく「居たくなる場」
そこで最も重要なことは自由であること。
基本的に大人から「何かをする場」を与えられている子どもにとっては、「休む場」の方がバランスが良いのだと思います。何よりも「やることがないとそこにいてはいけない」というのは、「何かをする場」は「居づらい場」であるかもしれません。そのような子どもには、「居たくなる場」「居るだけでよい場」という視点も大事だと思います。
そのような「居たくなる場」は、「することが決まっている場」と比べると居たくなるポイントが多様であるため、一箇所にたくさんより、ある程度の範囲に、小規模でも多様な場がたくさんある方が良いと思います。
いろんな人が出会うのですから「ズレ」はあるのは当然です。そのズレに大人達がどのように向き合うのかという姿勢が重要です。結局、力のある人がやりたことを実現する場なのか、子どもたちが「居たくなる場」になるように子どもたちの声に耳を傾け、共に作る場なのか、常に意識してほしいと思います。
「子どもの居場所づくり」をはじめる際に、まず考えて欲しいこと-大人がやりたいだけの活動にしない方法とは?
居場所は「場所」としての空間よりも、そこへ「居る」「来る」人であるとか、そのような人々から醸し出される雰囲気が重要。
人と人との関係性なんだわ。
参加者が居場所に期待するものは何か ~厚生労働省による調査事業に見るひきこもり当事者の本音~