文科省が小学校高学年用外国語教材の児童用冊子、教師用指導書を公開しています。
今でも時間割がいっぱいいっぱいなのに、さらにこれだけの内容を入れ込みます。
5・6年生は年間70単位時間(週2コマ程度)
・段階的に「読むこと」「書くこと」を加える
・指導の系統性を確保
そして、学級担任が英語学習の評定をします。
これ、県教委や学校の英語活動担当はきちんと消化できているのでしょうか?
これ、どうやってこなしていくのでしょうか?どう考えても無理があります。
倉吉市の小学校では来年度からスタートしますが、学校ではその準備はできているのでしょうか?
さらに道徳も教科化、教科の中にプログラミング学習も取り入れ、それを評定します。
どう考えても無理でしょう。
小学生の子どもにとっては今以上に「やらされる勉強」が増えるということになりますが、どう考えても負担がありすぎです。
そのうえ、これをアクティブラーニング授業で展開するって?
さらに、さらに、学習障害や知的障害の児童に対する配慮はどうなっているのか?
絶対に不可能でしょ。
文科省を頂点とした学校教育のシステムはすでに崩壊しています。
それで子どもたちはいろいろな形でメッセージを出していますが、それを全く受け止めていません。
問題を問題として見ないで、旧態依然の教育を強引に推し進めています。
さらに、それにまとわりついている教育ビジネス、本質を見ようとしない、というか問題意識すらない社会風潮と体質を改善していかない限り、本当の意味での子どもにとって価値ある教育にしていくのは無理だと思いますね。
だから、そんな社会体制や教育システムに乗っかるのではなく自分で自分を高める、切り拓いていくことが必要になっています。
そして、一人ひとりの意識を変えていくことによって、文科省なんか誰も相手にしなくなるでしょう。
というか、それに恩恵を受けている者以外誰も信用していませんが、教育産業がビジネスとして美味しい市場であることと自分可愛さで従っている振りをして、都合のいいようにしているだけですよ。
新教材説明会での「小学校高学年用外国語教材の児童用冊子、教師用指導書」配布資料について(文科省)
2020年度実施の小学校高学年用外国語学習は絶対に不可能
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執筆者:azbooks