教育

能力評価の社会で生きることを選んだディスレクシアの少年を描く『ファンタジウム』

投稿日:

長見良というディスレクシアの少年を知っていますか?
ディスレクシア(読字障害・読み書き障害)の良は文字を読んだり、書いたりすることができません。
これは、先天性のもので中枢神経に何らかの機能障害があると考えられています。
周りの理解がない場合は、「勉強ができない」「勉強をしようとしない」「怠けている」と認知されてしまうことも多いです。
先生や本人、家族も気づいていない場合、本人は頑張っているのに「注意不足」「頑張りが足りない」などと叱られる子どももいます。
周りの人から叱られることで自信を失って、うつ病や不適合、不登校といった二次障害となってしまう場合もあります。
「障害」は本人個人が持っているのではなく、私たちの社会の側にこそ障害があるという認識が必要です。
周囲の無理解や不適切な対応こそが障害なのです。
見える障害、見えない障害のどちらも「社会的障壁」をなくすことによって「障害」ではなくなるのです。
できないことに目を向けてそれを克服させようとするのことより、本人の得意なことやできることを伸ばしていくことが大切です。
できたことを評価することによって自信を持つことができます。
良はある人との出会いで、自らの人生を変えていきます。
読み書きは、目や手の動きという行為ではなく、その子の様子や表情で伝わってきますね。
「できる、できない」で判断するのではなく、その子の「状態」を観てあげることが大事ですね。
排除がはびこる学校から、能力評価の社会で生きることを選んだディスレクシアの少年を描く『ファンタジウム』は、本当の障害は社会の側にあることを私たちに突きつける。
『ファンタジウム』

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

「学校に行けないなら行かなくていいよ」の一言が言えたら子どもは変わる

予約していた本『「不登校」は天才の卵』が届き、早速読みました。 著者の阿部伸一さんは、『行かせるよりも、生きさせる』をモットーにして、20代後半より不登校生・保護者の相談や学習・進路指導をしながら各地 …

個々の才能を発揮すれば企業から声がかかる、友だちはいらない

孤独の先に、真の理解者や仲間がいる。 その景色を見失わなければ、前を向いて歩いていける。 他人に自分を合わせなくていい。自分に合う場が見つかるまで自分の好きなことをやっていけばいい。 大事なことは学校 …

鳥取県中部の不登校の子どもと親の会「倉吉トトロの会」2月の定例会

昨日は、不登校の子どもと親の会「倉吉トトロの会」が倉吉市文化活動センター(リフレプラザ)でありました。 トトロの会のいいところは、参加しているお母さんが明るく元気だということです。 世話役のお母さんた …

「子どもをいじめで死なせてはいけない」という大人の決意と実行力が問われている

長崎県新上五島町で2014年1月のいじめ自殺で、町教委は「いじめが自殺の原因とは断定できない」としていましたが、2年経過して第三者委員会が「いじめが自殺の主要な原因」と発表しました。 2年も経過してか …

二次障害は、そのまえに一次障害の理解不足がある

以前は自閉症や発達についてばかりを勉強していた。もちろんそれはそれで今でも大事だと思っているし、自分の実践の基盤にある。 ただ、発達障害のあるお子さんと多く関わるようになってから、二次障害の問題につい …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料