教育

能力評価の社会で生きることを選んだディスレクシアの少年を描く『ファンタジウム』

投稿日:

長見良というディスレクシアの少年を知っていますか?
ディスレクシア(読字障害・読み書き障害)の良は文字を読んだり、書いたりすることができません。
これは、先天性のもので中枢神経に何らかの機能障害があると考えられています。
周りの理解がない場合は、「勉強ができない」「勉強をしようとしない」「怠けている」と認知されてしまうことも多いです。
先生や本人、家族も気づいていない場合、本人は頑張っているのに「注意不足」「頑張りが足りない」などと叱られる子どももいます。
周りの人から叱られることで自信を失って、うつ病や不適合、不登校といった二次障害となってしまう場合もあります。
「障害」は本人個人が持っているのではなく、私たちの社会の側にこそ障害があるという認識が必要です。
周囲の無理解や不適切な対応こそが障害なのです。
見える障害、見えない障害のどちらも「社会的障壁」をなくすことによって「障害」ではなくなるのです。
できないことに目を向けてそれを克服させようとするのことより、本人の得意なことやできることを伸ばしていくことが大切です。
できたことを評価することによって自信を持つことができます。
良はある人との出会いで、自らの人生を変えていきます。
読み書きは、目や手の動きという行為ではなく、その子の様子や表情で伝わってきますね。
「できる、できない」で判断するのではなく、その子の「状態」を観てあげることが大事ですね。
排除がはびこる学校から、能力評価の社会で生きることを選んだディスレクシアの少年を描く『ファンタジウム』は、本当の障害は社会の側にあることを私たちに突きつける。
『ファンタジウム』

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

文科省「高校の水泳授業の飛び込みスタート禁止に」する方針を発表

2月14日、高校の水泳授業でプールの飛び込みスタートを原則禁止とする学習指導要領の案が文部科学省より発表されました。 世論の高まりが国の教育指導方針を変えました。 鳥取県でも羽合小学校の飛び込み事故か …

大学入試での発達障害のある受験生に対して受験上の配慮の例

発達障害の人が入学試験を受ける際に、さまざまな困難があることがあります。 今年度の入学試験はほぼ終了しましたが、来年度以降に受験する予定のある人は知っておくといいと思います。 大学入試センターが実施し …

一斉休校で全国学力テストだけが延期されるというのでは理屈が通らない

毎年4月に行われている「全国学力テスト」、学力テスト直前1ヶ月間が休校になり、今年のテストはいろんなことを検証することができると思う。 教育界において長らく論議をよんでいる全国学力テスト。来年度もまた …

米子で発達障害受け止める アスペルガーの高校生家族が講演

昨日、米子であった発達障害アスペルガー症候群家族の講演会 「私、変わらないと駄目ですか?-娘に聞かれた質問の答え」 に行ってきました。 アスペルガー症候群の娘さん、息子さんと両親の4人来られての講演会 …

ほんとに「ただ学校があればいい」「これまで通りで何も変わらない学校」でもいいのか?

コロナは「学校化社会」を問い直すきっかけになるチャンスをくれたと思っていました。多様な学び方が広がるチャンスだと期待していました。 このたびのコロナ休校は学校改革の元年にする大きなチャンス! コロナ休 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料