教育

能力評価の社会で生きることを選んだディスレクシアの少年を描く『ファンタジウム』

投稿日:

長見良というディスレクシアの少年を知っていますか?
ディスレクシア(読字障害・読み書き障害)の良は文字を読んだり、書いたりすることができません。
これは、先天性のもので中枢神経に何らかの機能障害があると考えられています。
周りの理解がない場合は、「勉強ができない」「勉強をしようとしない」「怠けている」と認知されてしまうことも多いです。
先生や本人、家族も気づいていない場合、本人は頑張っているのに「注意不足」「頑張りが足りない」などと叱られる子どももいます。
周りの人から叱られることで自信を失って、うつ病や不適合、不登校といった二次障害となってしまう場合もあります。
「障害」は本人個人が持っているのではなく、私たちの社会の側にこそ障害があるという認識が必要です。
周囲の無理解や不適切な対応こそが障害なのです。
見える障害、見えない障害のどちらも「社会的障壁」をなくすことによって「障害」ではなくなるのです。
できないことに目を向けてそれを克服させようとするのことより、本人の得意なことやできることを伸ばしていくことが大切です。
できたことを評価することによって自信を持つことができます。
良はある人との出会いで、自らの人生を変えていきます。
読み書きは、目や手の動きという行為ではなく、その子の様子や表情で伝わってきますね。
「できる、できない」で判断するのではなく、その子の「状態」を観てあげることが大事ですね。
排除がはびこる学校から、能力評価の社会で生きることを選んだディスレクシアの少年を描く『ファンタジウム』は、本当の障害は社会の側にあることを私たちに突きつける。
『ファンタジウム』

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

今年も12月1日に第2回子どもの学びと不登校を考える鳥取県民のつどいを開催!

鳥取県の学校教育を私たちが変える! 鳥取県を子どもの学びのイノベーションを起こす発信基地にする! この鳥取県民のつどいは、そのための1ステップです。 今回は鳥取県教委と協力しながら進めていますが、県民 …

ICT機器の活用もコミュニケーションを楽しむことが目的

日本語を勉強する目的は、言葉を通じて相手とのコミュニケーションをするためです。 英語を学習する目的は、英語圏の人たちとコミュニケーションをするためです。 音楽を勉強するのは歌を歌ったり、楽器を演奏する …

学校の社会性に適応できなくても大したことではない

茂木健一郎さんの考えに全く同感です。 子どもたちや保護者だけでなく、現場の教員も苦しんでいます。 学校をとりまく様々な問題を現場の教員だけで解決することは不可能です。 教員も子ども個々に応じた対応が重 …

全国学力テスト採点現場のひどい実態、採点現場の混乱

まあ、全国学力テストなんてこんなもんです。 現場の教員の多くは、こんなもの信じていません。やる意義を感じていません。めんどうなものとしか考えていません。 こんなことに巨額の予算を投じて、全国の学校を序 …

自閉症スペクトラム(ASD)児者の聞こえ方を疑似体験してみる

自閉症児者の多くは、聴覚や視覚の情報を必要以上に拾いやすいといわれます。 いつも聞いている音が元々の聞こえ方なので、本人も聞こえ方に問題があることに気付きにくく、さらに定型発達の方には理解しにくいので …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料