ADHDは、障害や病気ではありません。
なので、ADHDを「治す」という発想もあり得ません。
さらに、「医療機関でADHDと診断された人」に処方される向精神薬コンサータやリタリンなども、危険だという報告もあります。
ADHDの間違った理解や対応によって、障害でも病気でもないことが「障害」にさせられ、向精神薬の服用によって状態が悪化する例も少なくありません。
その結果、「障害と規定される」ことによって、マイナスイメージとなり短所としか見られなくなってしまいます。
これは、大変危険な捉え方でありとても危険な考え方です。
ADHDは才能でありその人の強みなのですから、それを活かすことができれば、ADHDは長所になります。
その長所を酷い対応や薬で消そうとする親や学校・医者というのは、子どもにとって「害」にしかならないのです。
それと同時に、世間の「社会的な偏見」も間違っているということを強く訴えたいと思います。
私は医療の専門家ではありませんが、向精神薬の害については今さら言うことではないですし、薬漬けにされると大人ですら依存症によって薬から抜けられなくなるということもあり、子どもを精神科医に連れて行くのは危険の方が多いと思います。
教員をやっていた経験からいえることなのですが、教員だから医者だからというだけで専門性があるとは限りません。
個人の主観で判断していることも少なくないので、肩書きだけで信用するのは非常に危ないです。
研究は進んではいますが、発達障害の診断も医者によってまちまちで、確かな診断基準というのも確定されているわけではないのです。というか、診断基準そのものが部分的なものであると考えたほうがいいと思います。
誤った情報が流されていることも問題ですが、どれが正しい情報なのかを判断するためには自分自身が勉強することが重要です。
部分的な測定方法と医者の主観による「診断名」で一般的な処方はできるかもしれませんが、その子を多面的に見てその子に合った対応方法を探っていくしかないのです。
それが「特性」の理解に基づいた処方なのです。
処方というのは薬で行うのではなく、まずは環境改善が第一です。
発達障害については多くの教員も医者も勉強不足です。
さらに、発達障害について間違ったことを研修しているとなるとたいへん厄介です。
精神科医による診断も客観的なデータではなく、医者個人の受け取り方や主観で判断して薬を処方している例は少なくありません。
それだけ難しい診断なのです。薬の服用によって病気にさせられているケースもあります。
最近の学校では、きちんとした知識や判断能力のない教員が安易に医療機関での受診をすすめるケースがありますが、きちんと診断できる医者は少ないということも知っておく必要があります。
さらに、医者は診断までが担当でその後の対応については他の機関に丸投げしているのがほとんどです。
その子の症状に合った対処ができる医者はほとんどいません。
精神科の医師でもそうなので、小児科医となると発達障害の理解が全くできていない者もいます。
小児科医から酷いことを言われている子どもや親御さんもあります。
精神疾患の判断基準として使われているDSM-5やICDも、限られた伝達手段を通じてのほんの一部の結果にすぎません。
その子の全体像から診断しているのではなく、ごく一部で「そのような傾向が見られるようだ」という程度の判断なのです。
なので、医者の受け取り方によって診断も変わってくるということです。
素人の医者の診断によって子どもの状況を悪化させている例もあります。
今の医学では、精神疾患や発達障害はきちんとした客観的な診断はできないといっても言い過ぎではありません。
そういう意味では、学校の教員や医者が「障害」を作っているという言い方もできます。
「診断結果」はひとつの情報として見ることはできますが、絶対的なモノではないということです。
大切なことは、診断だけでなく、その子に合った環境改善や対応の仕方を見つけていくことです。
ADHDを障害や病気と診断せず、才能へと導く方法を米の心理学者が発表
ADHDは障害や病気ではありません 「治す」という発想もありません
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執筆者:azbooks