教育

米子で不登校児童ひきこもり青年を支援する会に参加

投稿日:

昨日は、米子の福生西公民館で行われたつながろう会に参加してきました。
つながろう会というのは、鳥取県西部の不登校児童生徒、ひきこもり青年の家族を支援する有志の会です。
今ではいろいろな専門機関とも連携をとっておられ、シンポジウムや講演会も積極的に行っておられます。
スタッフの方も参加者の方も自分の意志で参加し、お互いの悩みを話したり、先輩の保護者の方の体験談を聞いたり、教育関係者の方の助言を聞いたりしています。
昨日の会の雰囲気もとても居心地がよく、私もたくさん話を聞いていただきました。
時間をオーバーしてしまいましたが、みなさんがしっかり聞いてくださいました。
私も小学校の教員をしていたときに、学級で何人かの不登校児童と関わりをもっていましたし、学校卒業後に努力して働いている青年とも関係が続いていますので、そのことについても話をしました。
参加者の皆さんがお互いの悩みを共有して、今できること、子どもの将来に向けてできることなど、ざっくばらんにうちとけた話し合いができました。
このように、鳥取県内でも多くの悩みを抱えている子どもたちや親御さんがおられます。
日々どうしたらいいのか悩み、子どもさんにどう接したらいいのか分からず、それを誰にも話せない方も多いです。
不登校やひきこもりしていることに罪悪感を感じて、子どもさんの将来を不安に思ったり、親御さん自身も責任を感じている方も多いです。
「今の状況をなんとかしたい、でもどうしたらいいのか、誰にも話すことができない。」
そんな辛い思いの人も少なくありません。
世間では、「不登校やひきこもり=いけないこと」と見られていますが、決してそうではないのです。
それは個人の責任でもなく、1人ひとりにそうなった理由はきちんとあります。
また、そのようになった要因は学校の体制や社会の環境にもあることを知ってください。
あなたは気づいていないかもしれませんが、社会の不理解も大きな要因のひとつなのです。
親子関係や環境、学校のフォロー体制を変えることによって、今の状態を少しでも楽にすることができます。
そのためにも、もっともっと社会的なサポート体制を整えていく必要があります。
それだけでなく、今以上に社会的な理解を深めていく必要もあります。
県内には教育関係の行政サービスとしての窓口も設けられていますし、つながろう会のような自主的な集まりをしているところもあります。
鳥取にはたんぽぽの会、倉吉にはトトロの会という不登校やひきこもりで悩んでおられる親の会があります。
これらの会には、私も参加させていただいています。
そこでなによりいいのは、かつて不登校やひきこもりだった子の親御さんから直接話が聞けることです。
不登校を体験したお母さん方の過去と今の話を聞くことで、今のつらい状態をどのように対処していけばいいのか、具体的な方向を見つけるヒントを得ることができます。
私も継続して参加していきますし、このようなネットワークを県内でつないで、子どもも大人も自分らしく過ごせる居場所を作りたいと思っています。
どこに相談にいったらいいか迷っている方がありましたら、お近くの会に問い合わしてみてはいかがでしょうか。
http://www.geocities.jp/tunagaroukai/tunagarou1.html

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

発達障害への理解を深めるために

周囲の理解と環境の整備で1人ひとりの特性が発揮できるようになります。 私たちのできることは、まず理解しようとすることだと思います。 【発達障害】第8回 治すのではなく、私たちが歩み寄る 発達障害は病気 …

教員にとっての「いい子」国家にとって「都合のいい子」が評価される道徳教科に?

新指導要領では道徳が「教科」化されて、担任が評価することになります。 どのような評価基準で評価するのかわかりませんが、担任の評価を気にする道徳の学習ではなんの意味もありません。 ちなみに、私たちが中学 …

このくそ暑い中何時間も運動会練習。 朝から教員のマイクの叫び声が響いている

このくそ暑い中何時間も運動会練習。 朝から教員のマイクの叫び声が響いている。 こんなにまでしてする運動会って誰のため? どんな意義があるのか? 意義なんかないやろ。 子どもたちがあちこちで何人も救急搬 …

文科省が不登校児童生徒への「児童生徒理解支援シート」を作成

文科省は平成28年7月29日に不登校児童生徒への支援に関する最終報告の中で「試案」を出していましたが、4月3日に不登校や外国人、障害のある児童生徒などに対する支援計画を統合した「児童生徒理解支援シート …

鳥取県中部の不登校の子どもと親の会「倉吉トトロの会」2月の定例会

昨日は、不登校の子どもと親の会「倉吉トトロの会」が倉吉市文化活動センター(リフレプラザ)でありました。 トトロの会のいいところは、参加しているお母さんが明るく元気だということです。 世話役のお母さんた …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料