教育

文科省は今必要な「不登校対策」についてまったく何もわかっていません

投稿日:


文部科学省は9月29日、2021年度の概算要求を公表しました。
総額は5兆9118億円で、その中でいじめ対策や不登校支援にかかる予算として計上されたのは、「いじめ対策・不登校支援等総合推進事業」としておよそ76億円です。
文科省はまったく何もわかっていませんね。
「不登校」の児童生徒を治療するの?
まずはこの認識を根本的に変える必要があります。
「不登校」は「問題行動」ではありません!子どもにはなんの問題もありません!子どもは何も変える必要はありません。
問題があるのは学校環境です。だから子どもたちは学校に「NO!」といっているのです。
教育委員会や学校の間違った対応を変える必要があります。
子どもを学校に合うように訓練するのではなく、学校環境を個々の子どもに合わせることが必要なのです。
そして、「学校に行く行かない」で評価することを改める必要があります。
治療が必要なのは学校の方です。「早期発見・早期対応」しなければならないのは子どもの側ではなく、学校側の方です。その対応が間違っているのです。間違った対応を何十年間も続けているから、子どもたちが「NO!」といっているのです。
今の学校制度、学校環境が子どもの実態、ニーズに合っていないのです。
その視点なしで対策をしてもなんの意味もありません。
「不登校対策」には「学校、教員の方が子どもに合わせる」ことが必要なのです。
文科省は「不登校は問題行動ではない」「学校復帰を目的としない」といっています。
不登校は問題行動ではない、学校復帰を前提にする必要はない!
不登校は問題行動ではない 「義務教育」は「子どもが学校へ行く義務」ではない
だとしたら、何が必要なのか?
そのための対策でなければいけません。
それは、「不登校」を問題視しない社会的な認識に変えること、子どもたちが自由に学べる環境をたくさん作ることです。そのためには具体的に何をしなければならないのかということが対策にならなければなりません。
今の学校環境のまま学校復帰を目的とすればするほど、学校に「NO!」という子は増え続けます。
それを何十年間もやってきた「結果」が今の状況なのです。
学校だけで対応しようとすることに無理があるのです。
そして、この予算額は全然少ないと思います。小手先だけの対策でしかないと思います。
そもそも「子どもを治療する」という捉え方が間違っています。

魅力ある学校づくりは子どもの声を聴いたらいい

「魅力ある学校づくり」
「楽しい学校づくり」
このフレーズは何年も前から文科省や教委が掲げています。
そのために委託機関に調査を依頼すしていますが、直接子どもたちに聞いた方が早いです。
「どんな学校に行きたいか?」って聞いたらすぐに分かります。
あとは、それを実現するだけです。
そして、今必要なことは、学校に行かせることではなく、子どもたちが自分の学びたいことを自由に学べるようにすることです。
すでに、学校には行かないで、自分で学びの場を選んで学んでいる子どもたちがいます。
私はこれからもそんな自由な学び方をしている子どもたちを応援していきます。
いじめ・不登校対応に76億円 文科省が21年度概算要求を発表(不登校新聞)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

文科省「不登校に関する実態調査」平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書

実は文科省が「不登校に関する実態調査」で不登校のきっかけについて「当事者への調査」を平成18年度に実施し、平成26年には不登校生徒に関する追跡調査報告書をまとめています。 この報告書は不登校理由も多様 …

言われたことしかしない「サラリーマン教師」じゃダメですよ

このようなシステム自体に欠陥があります。 教員本来の仕事だけにすれば、超過勤務時間だってなくせます。今の日本のサラリーマン教員は意味のない作業ばかりさせられて自分の意見さえ言えない、そうするしかないと …

日本海新聞の「私の視点」に「不登校を考える鳥取県民のつどい」掲載

今日の日本海新聞の「私の視点」に「子どもの学びと不登校を考える鳥取県民のつどい」のことを載せていただきました。 「子どもの声を聴く」という当たり前のことから始めていきます。 長野のように10回をめざし …

N高等学校の最大の特徴は、高卒資格向けの勉強以外の「空き時間のカリキュラム」

N高等学校はネットの学校というイメージが強いですが、学校教育法第1条に定められたれっきとした「高等学校」です。 ニコ動を擁するドワンゴと出版大手のKADOKAWAが経営統合してできた「カドカワ」が、イ …

宿題をしろ!わからない僕はダメな子ではありません

ほめる、しかるという賞罰教育では子どもは自己肯定感は感じられません。 「ほめる」という行為は、上から目線の「支配」になるからです。 「しかる」ことによる弊害は説明はいらないでしょう。 3H「比較」「批 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料