学校というところは「できない理由」を言うのが得意です。
だからこんな「神宿題」を平気で出せるのです。
一人だけ特別扱いはできない、「みんなと同じようにすること」が平等だからね。
そもそも宿題なんか要らないけど。
ミサヲさんは,中等部入学前からiPadを生活に生かしていました。
しかし,入学してみれば,肢体不自由の学校にも関わらず,紙の教科書しか用意されませんでした。
これでは自分で教科書を開くことができませんし,授業中もページをめくることさえままなりません。
ミサヲさんは手足が不自由なこともあり,口に棒をくわえてさまざまな作業をこなすことができます。その技術を使って,パソコン・携帯電話やiPadなどもサクサクと使いこなしていたのに関わらず。
教科書さえデジタル化されていれば,自分のiPadに入れて予習も復習も自由自在です。
もし,宿題があってもiPadに入れてもらえば,他の生徒と同じようにバリバリこなすことができるのです。
でも,ミサヲさんの通った支援学校ではそうではありませんでした。