教育

不登校の子どもが主人公の小説『かがみの孤城』の作者辻村深月に不登校当事者が取材

投稿日:

『かがみの孤城』の作者・辻村深月さんのインタビュー記事です。
「『いじめ』や『不登校』から連想できる典型的なパターンに彼らを絶対にハメない」
「大人に対して私は『私の選択を信じて待ってほしかった』と今は思います。」
「いやなことをしてきたり、からかってきたりした人のことは許さなくていい。」
「生き方の比重は自分で決めてかまいません。何のために生きているかは、どんなに小さなことでも大きなことでもかまわないと思います。」

登場人物の一人は、親から「学校なんてくだらない、行かなくていい」「公立の教師なんかダメだ」と言われています。
そう言われると「学校に行きたいけど行けない」とは言えないですよ。頭ごなしに「行かなくていい」と言うのは、表面上だけは多様性を認めるふりをしていて、そのじつ、本人の複雑な心境を踏みにじってしまうことがあります。
親としては子どもの今後を決めてあげないと責任を放棄している気にもなります。でも、親が「子どものために」と動きまわっているときは、「ああ、やっぱり信じてくれないんだな」と思っていたときもありました。
親の葛藤もわかるし、子どもだったときのことも思い出すので、なかなか「これ」と言えないのですが、私は「私の選択を信じて待ってほしかった」と今は思います。


本屋大賞・辻村深月が「最も緊張した」と語った取材 不登校当事者が聞いたこととは

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

学校へ行けない僕と9人の先生 不登校と漫画と鳥山明の関係とは?

棚園正一氏の『学校へ行けない僕と9人の先生』も読みました。 学校環境の不十分さと教員のまずい対応が子どもを追い込み、不登校状態を長く続けさせていることが描かれています。 これは、多くの人たちが感じてい …

不登校は絶対悪ではない 不登校は生活の支障を訴えるSOS

竹内さんの話は分かりやすく、とても共感できます。 児童精神科を受診する症状では、「不登校・通学しぶり」がトップですが、不登校だけの症状による受診は稀です。 不登校は絶対悪ではありません。不登校は「氷山 …

学校指定の携帯電話「制携帯」を導入してみたらこうなった

平成25年の調査によると、中学生のスマホ所有率は49.6%、高校生は83.4%と、今では高校生の10人に8人以上がスマホを持っています。 学校指定の「制服」は多くの学校でありますが、学校指定の携帯電話 …

合理的配慮を要請するときに誰にどこにどのように伝えていったらいいの?

いよいよ新学期から「障害者差別解消法」に基づく「合理的配慮」が学校にも義務付けられます。 それに向けての広報活動や研修会など、教育行政の取り組みもはじまっていますが、実際に合理的配慮を要請するときに、 …

子どもが学校に行かない、じゃあ別の場所ヘ行けばいい?昼夜逆転、親は何もしなくて大丈夫

子どもが学校に行かない、じゃあ別の場所ヘ行けばいい? フリースクールへ? 別の「居場所」へ? 子どもを「どこか」へ行かせればいい? 私はこの考え方、やり方には反対です。 親たちは子どもを「どこか」へ行 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料