教育

基本的な理解として発達障害、学習障害が本当に分かっている教員はどれくらいるのか?

投稿日:

鳥取県では「特別支援学校教諭免許状」を持つ教員が小学校で2割、中学校では約1割というが、免許状のあるなしに関わらず、そもそも、基本的な理解として「発達障害とは?」「学習障害とは?」が本当に分かっている教員はどれくらいいるのだろうか?
私は、学校生活や学習場面での困難の要因の多くは、「本人の努力が足りなかったり親のしつけのせいだ」と考えている教員が多いような気がしています。
さらに、そのような「困っている子」が目の前にいたらどのような対応や学習をしたらいいのか知っている教員はもっと少ないと思う。
それとも、分かっていても何もできないのが学校というところなのでしょうか?
たとえ知識としての理解や情報を持っていたとしても、現実に対応ができていないのであれば何の意味もない。
教員の「専門性」とは何なのか?
免許状を持っているとか持っていないとかいう「形」も必要だと思うが、まずはすべての教職員が「発達障害とは?」「学習障害とは?」という基本的な理解の段階からの研修かつ、それが実行できる体制作りが必要だと思います。
支援学級担任や特別支援教育主任はもちろん、すべての市町村教育長と小中高学校長が「しっかりした」研修を受けるべきです。
「理解と対応力のない者は管理職にさせない!」としてもいいくらいです。
中には自分で勉強して一人ひとりができるように工夫し、自費で教材や機器を購入して自分の学級で使っている教員もいます。
しかし、生徒全員が同じやり方でできないのは頑張りが足りないから、効果が上がるどころか逆効果になる学習をさせている場合も少なくないです。
教室の中でみんなが同じことをしなくてもいいんです。別々の課題をしたっていいんです。
それが「個に応じた」学習なんですから。
発達障害とは?発達障害の分類・症状・特徴・診断方法はどのようなもの?
学習障害(LD)とは?学習障害の症状と種類別の特徴
鳥取県の小学校教員2割止まり「特別支援学校教諭免許状」保有率

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

日本の学校から「いじめ」が絶対なくならない理由とは?

文科省は「道徳の教科化によっていじめをなくす」といっていますが、道徳の「教科書」でいじめをなくすことは絶対に不可能です。 道徳の教科書で「不可能なことを可能にする」という考え方が間違っています。これこ …

平成29年11月鳥取県定例教育委員会の資料が掲載されました。

平成29年11月定例教育委員会の資料が掲載されました。 【報告事項イ】 公開 ≪資料PDF≫ 平成29年度鳥取県コミュニティ・スクール推進研修会について 【報告事項ウ】 公開 ≪資料PDF≫ 平成30 …

発達障害への理解を深めるために

周囲の理解と環境の整備で1人ひとりの特性が発揮できるようになります。 私たちのできることは、まず理解しようとすることだと思います。 【発達障害】第8回 治すのではなく、私たちが歩み寄る 発達障害は病気 …

学校での「いじめ予防教育」はなぜ失敗するのか?

学校でのいじめを減らす方策の1つとして、子供たちへの予防教育がある。適切な予防教育が行われれば、いじめの発生数を減少させたり、もし発生した場合でも早期に発見・対処し、環境を含めた改善を行える可能性が高 …

子どもが親のいうことを聞かないので、先生からよく言ってきかせてください

明らかに家庭でやるべきことを学校に要求される場合があります。 「それは家庭でしっかり教育してください」とはっきり伝えるべきです。もちろん学校としても協力はしますが親が主体となって指導すべきことまで学校 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料