社会問題

新人教員10年で少なくとも20人が自殺 問題の背景とは?

投稿日:

東京都内の公立小の新任女性教員が2006年、自殺した。心を病んだ末の死だった。これが先月、東京地裁に「公務災害」と認められた。保護者対応や職場の支援不足などが女性を追い詰めたと、判決は断じた。しかし、心を病む教員は減っておらず、専門家は研修などの対策を促す。
 「泣きそうになる毎日だけど。。。。でも私こんな気分になるために一生懸命教師を目指したんやないんに…おかしいね」。母親にこんなメールを送ってしばらく経ってから、25歳の女性教員は自殺を図った。2006年10月のことだ。女性は同年12月に亡くなった。

教員だけでなく、成果主義による競争社会を続けている限り、このような事件はなくなりません。
報道では「自殺」という表現ですが、明らかに「他殺」といっていいです。
「自殺」として「自己責任」で片付けることは社会の責任放棄であり、「社会責任」として問うべき問題なんです。
子どもの自殺も同様で、「自殺」ではなく、いじめなどを原因とした「他殺」であるという認識にたって問い直す必要があります。
そのひとつが、「勝ち負け」や「優劣」による価値付けを改めること、そして、「やさしさ」を評価基準の一番上にもってくることです。
「やさしさ」についての受け止め方は個々異なると思いますので、ここでの表現も「私の主観」であり、さまざまな内容を含めた形での表現ですから、絶対的なものではありません。「やさしさ」とは「甘え」とか「なんでも許す」という意味でもありません。「お互いを認め合い共生できる関係作り」といった方が近いですね。
みんなが同じ生産ラインに立つこと自体が無理なんです。
競争によって生産性を上げるという原始的な考え方を改めるべきですね。
「今が全て」と考えないこと、生きるための選択肢を選んだらいいんです。
私はそうやって今の働き方と生き方を決めました。
なぜ新任女性教員は自殺した? 保護者対応・支援不足…
心の病 休職教員5212人 2年連続増加 保護者対応などストレス?

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-社会問題

執筆者:

関連記事

追悼・吉田昌郎 元福島第一原発所長

「追悼・吉田昌郎 元福島第一原発所長」 社命に背いて日本を救った男の生き様 2013年08月12日 公開 対談 門田隆将(ジャーナリスト)、田原総一朗(ジャーナリスト) 「福島第一原発の事故後、東京電 …

中3女子いじめ自殺 市教委が初めて両親に謝罪

どれだけ子どもの命と尊厳が損なわれるのか! 子どもが自殺したあとも遺族は苦しみ続けています。 いじめ対策はまったく機能していない! それはなぜか? 文科省も教育委員会も学校も、まったく他人事としてしか …

東電取締役らの不当な不起訴処分

東電取締役らの不当な不起訴処分は許されない 「東電不起訴の発表を2020年オリンピック誘致が東京に決まったその日、国民がオリンピックの話題に浮かれているその日、更に新聞休刊日にこっそりと発表した。 こ …

世間の風潮に流されている大人が子どもたちを追い込み苦しませている

自己責任として片づけてしまっている学校制度や社会の仕組みこそが問題なのです。 競争社会の中で縛りつけられて居場所を失った子どもたちを守っていくのは私たち大人の責任です。学校に居場所がない、社会に受け入 …

子どもへの抗精神病薬は危険!投薬ではなく環境整備と行動療法で対処すべき

またまた気になるニュース。 投薬ではなく、自傷行為や物を破壊するなどの行動の背景に何があるのかをつきとめ、環境整備と行動療法で対処すべきです。 精神科医は本気でこんなひどい処方をしているのか?信じられ …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料