社会問題

誰かとつながることによって、自殺は防ぐことができます

投稿日:2016年9月9日 更新日:


自殺に至る背景には、1人に対してたくさんの要因が複雑に絡み合っています。
その多くは、社会のあらゆるところにある壁、高い高いハードルです。
そして、それを超えられない人を、みんなで自己責任に追いやっていることです。
重要なのは、まず自殺の要因となる社会的な問題を解決すること。
そのためには、自殺は個人の問題ではなく社会の問題であるという自覚をし、「競争社会」で生きている私たち一人ひとりの「意識」を「共生社会」に変換することが必要です。
私たち一人ひとりの心の社会的障壁を取り除くことが必要です。
そのうえで、各地にある相談窓口につなげていく必要があります。
相談窓口は設けられていますが、そこに行くまでの「つなぎ役」は近くにいるあなたです。
誰かとつながることによって、自殺は防ぐことができます。
本気で死にたいと思っていても相談しなかった人が73.9%、自殺未遂をしても相談しなかった人が51.1%。
若年世代(15歳~39歳)の死因第1位が自殺であるのは日本だけ。
自殺の理由として「健康問題」「家庭問題」「経済的問題」が上げられていますが、その背景には社会環境の欠陥があります。
社会的な欠陥が「健康問題」「家庭問題」「経済的問題」を引き起こしているのです。
そして、誰にも相談できずに自己責任として自分で処理しようと考えている人が多いことが分かります。
これは本人が言えないのではなく、周りの人が聞こうとしないこと、言い出しにくい関係性を作っていることに問題があります。
「ただ生きているだけでいい。」「何もしなくても生きていることに価値がある。」そんな考え方をみんなが共有できれば、他人の話を聴ける人が増えていきます。
人生のやり直しはいつからでもスタートできます。
4人に1人が「本気で自殺したい」
日本財団が調査 自殺未遂経験者、推計53万人  
「対象4万人超「全国初」自殺意識大規模調査」
日本財団配布資料
NHKハートネットTV 自殺と向き合う

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-社会問題

執筆者:

関連記事

障害者の社会参加の一番障害となっているのが「障害の理解」

厚生労働省の研究グループの調査で「障害や身体機能の低下などで、手助けや見守りが必要」と答えた人の約4分の1の障害者が貧困に苦しんでいる。「賃金も安いほか、就労の場が少ない」という結果が出ています。 就 …

いじめは学校や教委や第三者委員会が「認定」するのではない!

「いじめがあったら、再発防止に努めるという謝罪会見をすること」 これが、いじめ対策だと勘違いしているのではないか! 身近な学校でも酷いいじめが発生していますが、学校も教委も本気で取り組もうとしていない …

精神科医の斎藤環さんとひきこもり新聞の木村ナオヒロ編集長の対談動画

10月11日に、ひきこもり支援を専門とされる精神科医の斎藤環さんと、ひきこもり元当事者で、当事者・元当事者による情報発信メディア「ひきこもり新聞」の木村ナオヒロ編集長の対談イベントが動画で配信されてい …

児童相談所による拉致同然の一時保護は人権侵害であり、虐待です

こんなこと、絶対に許してはなりません! これは、絶対におかしいでしょ。 児童相談所による人権侵害であり、虐待です。 「義務教育を受けさせないのは虐待にあたるため」? 「法律に憲法を持ってきても通用しな …

自由って楽じゃない、むしろしんどい、すべてが自己責任だから

橋下さんのいうように「自由って楽じゃない、むしろしんどい。自由って自分で自分を律しなければいけない。」 すべてが自己責任です。 自由ってすべて自分で考えて自分で判断して自分で決めて自分で行動することな …

スポンサーリンク

スポンサーリンク