社会問題

いじめ自殺を隠蔽するとき、教育者が必ず口にする異常な論理

投稿日:

茨城県取手市で起きたいじめ自殺事件と、それを隠蔽しようとしたと考えられる教育委員会のふるまい。
まずは、この件に関しては、「いじめ自殺ではなく、学校制度による殺人事件である」という認識から始める必要があります。
・信頼回復に努める。
・二度と起こらないようにする。
・誠意をもって対応する。
はあ~??
学校長や教育長が何万回言ったって、子どもの自殺、学校による殺人はなくならない。
問題はそれを具体的にどうやってやるのか?
どこまで踏み込んで本気で改革するか。
「生徒を「生徒らしく」するためだけの、些末でしつこい内部規則。いつも周囲の空気を気にして過剰同調し続けなければならない集団生活……。
学校という囲い込み施設の有害性は、何十年も社会問題になっているが改善されない。
学校や教育の世界を聖域扱いし、それを「あたりまえ」と思いこむ習慣が一般大衆に浸透しているからである。」
これを学校信仰、学校宗教といいます。
・まずは調査委員会の設置のしかたに問題がある。
・学校教育制度や学校組織、学校のシステムに切り込んだ改革が必要である。
・教育現場の密室性、隠蔽体質もこれに含む。
・学校長や担任が辞めて解決ではなく、組織のあり方を変える必要がある。
・教育現場の改革、そして学校信仰からの解放が必要である。
・すべての子どもと教員が「明日も学校に行くのが楽しみ」といえる学校をみんなで作る必要がある。
これを他県、他校の事件と考えてはいけません。
現に日本全国の身近な学校で起きているし、あなたの子どもが行っている、あなたが勤務している学校でもいつ起きても不思議ではありません。
みんながそんなギリギリの学校生活を送っていることを知ること、それを知ったら何をしなければいけないのか考えて行動する必要があります。
「いじめを隠すと得をする利害当事者である教育委員会が、いじめ調査委を設置することを、即座にやめさせなければならない。これは暴力団が警察を設置するようなことだ。」
子どもたちが何度も何度も出しているSOSを私たち大人はしっかり受けとめているでしょうか。
受けとめているつもりでも、結局学校や社会という仕組みの中に入れようとしてはいないでしょうか。
「子どものためだから」といいながら、自分を守るため保身が優先して周りの空気に同調してはいないでしょうか。
この事件は私たち一人ひとりの行動、生き方を問われているのです。
いじめ自殺を隠蔽するとき、教育者が必ず口にする「異常な論理」

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-社会問題

執筆者:

関連記事

ひきこもりの解決に「社会起業家」という自立の道もある

ひきこもっている人だけでなく、すべての人に「社会起業家」という自立の道もあります。 私も自分で仕事を作って起業しました。 「無理なくできる仕事を試行錯誤の果てに作り出したらいい」という考え方には大賛成 …

緊急特集 赤木さんの真実 〜「森友」を忘れない

オリンピックの延期騒ぎよりも100倍重要なこと。 メディアも世間もコロナ一色ですが、日本人なら絶対に知らなければいけないことです。 私たちの人生だけでなく、次世代にも通じる大事件です。 これがコロナ騒 …

学校とはいじめを生みやすい環境であることを強く認識すべき

情報が共有されないどころか、いじめが見逃され放置されている。対応がなされない。 今回も防ぐことができた自殺、ではなく教育関係者による「他殺」だという認識をすべきだ。 「学校とはいじめを生みやすい環境で …

東電株主総会、誰がどう責任をとるのかが問題

東電株主総会、国の議決権は誰がどう決めたの? 「脱原発株主議案をすべて否決してしまった国有化東電の株主総会。 この採決に最も影響力を持つのは、東電の株式を54.74%もつ原子力損害賠償支援機構(つまり …

18歳のビッグバン―見えない障害を抱えて生きるということを読んで

小林さんは本の中で「見えない障害」という表現を使っていますが、健常者と障害者を分けて考えることが障害なんだと思います。 社会的な障壁こそが障害なのです。 2016年4月に施行される「障害者差別解消法」 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料