教育

二次障害は周囲の理解と対応の仕方を変えることで防げます

投稿日:

発達障害は治す必要はありません。
というか「治す」という概念がありえません。
しかし、いまだに「発達障害を治療してみんなと同じように」と考えている人も少なくありません。
医者ですら障害に気づかないこともあり、できるのは「診断名」をつけるまで、教員も「特性」の理解が十分でなかったり具体的な対応ができないために、二次障害を発生させているケースもあります。
周囲の無理解と誤った対応によって生まれているのが二次障害です。
発達障害は治す必要はありませんし、本人が「みんなと同じように」変わる必要もありません。
ですが、二次障害は周囲の理解と対応の仕方を変えることで防ぐことができます。
そのためには、まずは親と教員、医者間の信頼関係、子どもも親も安心できる環境と安心できる関係を作っていくことです。
みんなと一緒にいると楽しい子もいます。
みんなと一緒にするよりも一人で好きなことをするのが楽しい子もいます。
どちらがいいかということではありません。
どっちがいいか、どっちが居心地がいいかは親が判断することではありません。
子ども自身が決めること、感じることです。
それが、子どもの個性を尊重すること、主体性を伸ばすことになります。
親が「うちの子、協調性がないのかも?」と不安になる気持ちも分かりますが、相手との関係性で考えるべきであって、他人に合わせることが協調性ではありません。 本人が「楽しい!」って思っていたらそれが一番いいんです。
22歳でアスペルガーと診断。二次障害で苦しむ娘を想い考えること

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

本田秀夫先生「自閉症スペクトラムの二次障害の発現と予防のために」

本田秀夫先生が自閉症スペクトラムの「二次障害の発現と予防」のための対応の仕方について簡潔にまとめています。 (以下、基調講演の内容から抜粋) ・幼児期までにわずかにでもASの特性が認められた場合、成人 …

能力評価の社会で生きることを選んだディスレクシアの少年を描く『ファンタジウム』

長見良というディスレクシアの少年を知っていますか? ディスレクシア(読字障害・読み書き障害)の良は文字を読んだり、書いたりすることができません。 これは、先天性のもので中枢神経に何らかの機能障害がある …

認知行動療法を取り入れた「勇者の旅プログラム」の実践

みなさんは、「勇者の旅プログラム」って知っていますか? こんな取り組みがあることを初めて知りました。 鳥取県でも気高中学校、鳥取市立逢坂小学校など3中学校区を推進モデル地域に指定して、認知行動療法を取 …

NHKおはよう日本で「不登校は不幸じゃない」が放映されました

8月23日にNHKのおはよう日本で「子どもの自殺」についての放送がありました。 不登校を経験した子どもたちを取材した内容で、8月19日に全国で開催された「#不登校は不幸じゃない」の発起人の小幡和輝くん …

森のようちえん「木とねっこ」主催の「さぁ のはらへいこう」の上映会&交流会

今日は、映画「さぁ のはらへいこう」の上映会&交流会に行ってきました。 木とねっこさんとのご縁で、昨日はいろいろな方とのつながりができました。 ご縁に感謝しています。 鳥取県中部の「森のようちえん」あ …

スポンサーリンク

スポンサーリンク