のっぽさんと同感です。
これって今もまったく変わってないよね。
「愛する国のためにどうすればいいのかを勉強するなら分かる。でも愛する国のために犠牲になることを教えるなんて、冗談じゃない」
「終戦を境に、軍国主義教育だった学校の雰囲気が一変したのを感じた。
「先生が『民主主義っていいもんだな』なんて言うんです。つい最近までは『死して護国の盾になれ』と教えていたのに、よく恥ずかしげもなく口にできるなって思うと、もうムカムカしてね」
のっぽ少年はその日から、教頭や校長を「奴(やつ)」と呼び反発した。
「ハーイ、死にますぅ」
「一番大事なのは、小さい人が『大人にだまされていた』と気づいたことですよ」。取材が始まって、まずこう口にした。
B29から『ヒュー』と焼夷(しょうい)弾が落ちてきて、近くにあった二つの工場が丸焼けになったんです。父はその一つの工場長でした。翌朝、無事に帰ってきて『たった一度で見事なもんだ』と話すんです。それで僕は(もうアメリカには勝てないと思って)『あーあ』って落胆したの」ほどなく終戦。これを境に、軍国主義教育だった学校の雰囲気が一変したのを感じたという。「先生が『民主主義っていいもんだな』なんて言うんです。つい最近までは『死して護国の盾になれ』と教えていたのに、よく恥ずかしげもなく口にできるなって思うと、もうムカムカしてね」
のっぽ少年はその日から、教頭や校長を「奴(やつ)」と呼び反発した。