教育

「専門家のところに相談に行きたくない」理由はそこに信用も共感も感じられないから

投稿日:2023年6月22日 更新日:

「不登校の解決」とは誰かに何かをしてもらうことでもノウハウや対策が必要なのでもなく、ただただ共感すること。
信用できるのは専門家の話ではなく同じ経験をした人の話。
共感できるのも専門家の話ではなく同じ経験をした人の話。
専門家のところに相談に行きたくない理由はそこに信用も共感も感じられないから。
人が相談に向かう、相談しようと思うのはそこに共感を求めているから、専門家の説明や解決案を求めているのではない。
自分の考えや経験に共感してくれる人を求めているから。
「今のままの自分でOK、そのままでOK」
「あなたはあなたのままで大丈夫」
それは同じ経験をした人でしか共感できないことだから。
自らの課題を解決する力はすべて彼ら彼女たちが自ら持っている。ましてや専門家や支援者がそれを与えるなどおこがましい。
解決案はすでに自分の中にあることに気づくことができる。
共感によってそれに気づくことができる。
国や自治体など行政の対応はそれとは真逆の方向を向いている。
「専門家」を何百人配置しても何も変わらない。
そこには理解も共感もないから。
だから何十年経っても何も変わらない。
「不登校の解決」とは誰かに何かをしてもらうことではなく、ただただ共感すること。
解決案はすでに自ら持っている。
だから共感によって自ら動き始める。
自分の道を歩み始める。

行政がよく使う「気軽に」って、全然気軽でも安心感もない

私の信条も「信じて、見守り、待つ」そして「ありもままの姿を認め」「いっしょに喜ぶ」です。
支援するとは「何かをさせる」ことでも「してあげる」ことでもない。
苦しいときはただそばにいる。本当に苦しいとき、言葉は邪魔になる。辛いことを吐き出したいときはひたすら聞き役に徹する。アドバイスなど無用。

行政がよく使う「気軽に」という言葉。
そこが気軽に行ける場所になっているか?理解ある場になっているか?
相当勇気を出して覚悟を持って行っているのに心ない言葉で追い返される。
そんなところには二度と行きたくない!

「不登校の解決」って何かをしてもらうことではなくただただ共感すること

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

不登校の子どものお母さん方に一番おすすめなのは親の会

お母さん方に一番おすすめなのは親の会です。 学校だけでなく、夫、親、姑、ご近所さんとの関係もありますよね。 子どもの問題で周囲の人たちから責められ、一番辛い思いをしているのはお母さんだと思います。 親 …

不登校の子どものための「居場所」っていう枠って、どうなのかな?

不登校の子どものための「居場所」というと、フリースペースだとかフリースクールとか。 ひきこもり支援というと、自立訓練とか就労訓練、ジョブトレーニングとか。 障害があるから障害者サポートだとか、機能回復 …

教師が決める「スクールカースト」に苦しむ子どもたち

いよいよ明日から新学期が始まります。 公立学校は児童生徒は学校も先生を選べません。教員も学校も子どもも選べません。 スクールカーストは「すべての子どもは学校に行くことが当たり前だ」という前提で、全員が …

脱学校によって「不登校」という概念をなくすことができる

脱学校によって「不登校」という概念をなくすことができます。 学校がなくなっても、まったく困りません。学校がなくても「教育」「学び」は成立します。むしろ、人々は自分で考えるようになり主体的な学び方、生き …

どうして5分で分かることを45分もかけて教えるんだろう。授業がつまらない

プロ棋士の藤井聡太くんのエピソードです。 藤井聡太くん「どうして5分で分かることを45分もかけて教えるんだろう。授業がつまらない」 Aさん「この漢字は書けるのに、どうして何回も何回も繰り返して書かない …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料