平和 書籍

「天皇陛下が助けてくれる」? 教育とは恐ろしいものだ!

投稿日:2023年1月6日 更新日:

今になってから祖父母に戦争中のことを聞いておけばよかったと思う。
祖父母の方から話をすることもなかったし、自分から聞こうとすることもまったくなかった。

覚えていることは、母のこんな言葉。
自分がそのとき何歳でどんなときだったかは覚えていないが、「天皇陛下が助けてくれる」。
「天皇陛下さま」だったか「天皇陛下さん」だったかは覚えていないけど。
きっと学校でも親からも周囲の人たちからもそんなことを教えられてきたのだろう。
子ども時代にそんな経験をしたのだろう。
教育とは恐ろしいものだ。世間の声も怖いものだ。
そして、それを聞いていた父は肯定も否定もしなかったように思う。

子どものころの戦争中のことを思い出したくなかったのか、おじやおばをはじめ、戦争で親戚の人たちや知人を亡くした両親だからかどうかわからないけど、そういったことを覚えている。
両親にも戦争についてははなしを聞いたことはないし、その内容は忘れたけど母からは看護学生時代に広島に行ったことは聞いたことがある。
今考えるともっと話を聞いておけばよかったと思う。


お盆の墓参りに行くと誰もお世話をしていない背の高い兵隊さんの墓石が増えてきたなあと感じる。
死んでから立派な墓を作ってもらった遺族の人たちはどんな思いだったんだろう。当時の政治家たちをどう思っていたのだろう。きっと言いたいことはたくさんあったと思うけど、言えないままだったのではないか。
二世代前の6人とも亡くなった今、改めてこんなことを考えています。
だから、自分の子や孫には自分の子ども時代や今思うこと考えていることを、同時代に生きている今話しておきたいと思う。

2023年のテーマは二つ。2022年からの進化「捨てる」「手放す」と「伝える」

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-平和, 書籍

執筆者:

関連記事

零戦、日本の空に復活へ動態保存に向け初飛行

零戦の初飛行、見に行きたい! 零戦の日本での動態保存、ぜひ実現して欲しいです。 大和ミュージアムで六二型は見に行きましたが、やはり飛んでいる姿を生で見たいですね。 いつかスミソニアン博物館にも行ってみ …

零戦を何とか日本に里帰りさせよう

日本人所有の零戦が日本に「帰還」できない理由 現存する飛行可能な零戦を日本の財産として帰国させる動きがある。 しかもそれは日本人が所有しているというのだ。 だが、なかなか前進しないのはなぜなのか? 現 …

元阪神タイガース横田慎太郎さんの奇跡のバックホームに感動 感謝

感情 感心 感激 好感 共感 実感 痛感 感動 感謝 【阪神】横田慎太郎 引退試合で驚異のバックホーム! 横田真一郎さんの奇跡のバックホーム 栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24

国民を守るのは「国防軍」という武力では不可能である

このほど、「集団的自衛権を巡る憲法解釈を検討する」ため安倍首相が設置した有識者会議が、集団的自衛権の行使を全面的に容認する「新たな憲法解釈を提言する」ことを決定し、さらに内閣法制局長官に集団的自衛権行 …

斎藤和義 ずっとウソだった【LIVE福島 会津若松】

この国を歩けば原発が54基 教科書もCMも言ってたよ安全です 俺たちを騙して言い訳は「想定外」 懐かしいあの空くすぐったい黒い雨 ずっとウソだったんだぜ やっぱバレてしまったな ほんとウソだったんだぜ …

スポンサーリンク

スポンサーリンク