政府は「めんどくさい」を理由に軽減税率の導入でもめています。
もともと、税率を上げて庶民からとれるだけ搾り取ろうという連中が考えていることなので、多分本気で導入しようという考えはないと思います。
弱い者いじめ税制ではなく、金持ちから税金をとる税制に変えれば税収は増えるのですが、それができなくて弱いものから搾取する形になっています。
トマ・ピケティの「21世紀の資本」が一大ブームとなりベストセラーになりましたが、その理論を実践している国や企業はほとんどありません。
・資本主義社会では貧富の格差がますます広がる
・そこで、みんなで稼いだ共有資産をみんなで分け合う
・そのためには、世界的な累進課税制度が必要である
というのが、「21世紀の資本」の内容なのですが、読むだけで終わっています。
「トマ・ピケティの講演会にいったんだぜ」
「21世紀の資本をよんだよ」
ということが一種のステータスとなっているだけで、彼の提案を実行している人はほとんどいません。
それを社会に還元していくこと、よりよい社会を築いていく実行力が問われるのですが、まさに「絵に書いた餅」状態で留まっています。
企業の中には、従業員の立場を向上させたり、福利厚生を充実して社員みんなが働きやすい環境作りに努めて給料もアップしているところも一部ですがあります。
軽減税率を含めた税制度は抜本的な改革には一切手を入れずに、目の前の増税だけに躍起になっています。
また、収めた税金の使い方にも注目すべきであって、私たちの大事な大事なお金がどんなことに使われているのか監視する必要があります。
これは国レベルだけでなく、県民税や市民税が県や市でどのように配分されているのかも監視することが大切です。
「軽減税率」は、あまりに問題がありすぎる
http://toyokeizai.net/articles/-/88414
軽減税率とトマ・ピケティの「21世紀の資本」
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執筆者:azbooks