教育

発達障害「診断名」をつけるだけが役割だと考えている医者が多い

投稿日:2016年2月1日 更新日:

「診断名」をつけるだけが役割だと考えている医者が多いのが現状です。
あとは、「どこそこに行って相談してください。」という流れで終わっています。
医者も個別の支援の方法、対応方法を知らないのです。
本来なら、「だからどのように対応、支援をしていけばいいのか?」ということが欠けています。
「診断名」がつけられたことで、今まで以上に苦しんでいる人もあります。
この子にどのような支援が必要なのか、親としてどうのように接していけばいいのか、学校では、地域では?支援機関との連携の仕方など、その子がその子として生きていくために何ができるのか考えていくことの方が重要なのです。
私たち親もそうですが、特に学校現場での理解はまだまだ不十分です。
まずは発達障害のことを知ってもらうこと、そのうえでその子にあった支援方法を考え学校全体で取り組んでもらうことが必要ですね。
すべての学校でです。
この4月に入学予定の子どものお母さんは、理解のある管理職を探して周り、市内に1校だけ見つかったそうです。
多くの学校では、理解ができていないため支援方法が分からないのです。
それで、今はいいけどその校長が移動になったらこの子はどうなるのか心配だと話しておられます。
診断はスタート地点に立ったというだけで、本当に大切なことはそこからの具体的な取り組みなのです。
小児科医にも発達障害の理解を進める方針も出されたようですが、子どもに関係するすべての機関、人に理解を義務付けていく必要がありますね。
当事者、保護者、支援者が一体となって現状を変えていきましょう。

「発達障害、早期に発見 地域の小児科医らに研修 専門診療へ橋渡し 今春から全国で 」

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

「不登校生動画選手権」ってバカにするな「不登校経験」は売りものではない!

「不登校」に関する情報を発信しているある団体が「不登校生動画選手権」という「不登校経験」のTikTok動画投稿を募集している。 最優秀賞には賞金10万円を贈呈するとのこと。 自身の体験を募集して発表す …

「NO!」と言える子どもを育てることによって理不尽な校則を変えよう

「校則は絶対であり、子どもは人権をもつ対等な市民として認められていないかのようだ。」 「学校は自己責任を教えない」 確かにその通りかもしれません。 生徒はその場を「しのぐ」ためにルールに従う「振り」を …

ヒトは「いじめ」をやめられない、仲がよいほどいじめが起きやすい

「ヒトは「いじめ」をやめられない」 この本も読みましたが、いじめについて違った視点で書かれています。 様々な試みをしてもなくならないいじめ。 そもそもゼロにしようというアプローチが間違ってるんじゃない …

日本人に必要なのは英語ではなく日本人力

「日本人の9割に英語はいらない」 小学校の英語教育に全く意味はない! その前に必要なのは、中学高校の英語の改革である。 ・日本人の9割に英語はいらない ・英語ができても、バカはバカ。 ・社内公用語化、 …

「英語と私」の著者の松本 亨さんは今の学校での英語教育をどう思っているだろう?

二十歳の誕生日に買った松本 亨の「英語と私」。 今読んでもとても新鮮で、というか今、学校で英語教育が推進されている中で考えさせられる内容が多い。 読み返してみると、実に面白い。 新刊書もよく読むのです …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料