「診断名」をつけるだけが役割だと考えている医者が多いのが現状です。
あとは、「どこそこに行って相談してください。」という流れで終わっています。
医者も個別の支援の方法、対応方法を知らないのです。
本来なら、「だからどのように対応、支援をしていけばいいのか?」ということが欠けています。
「診断名」がつけられたことで、今まで以上に苦しんでいる人もあります。
この子にどのような支援が必要なのか、親としてどうのように接していけばいいのか、学校では、地域では?支援機関との連携の仕方など、その子がその子として生きていくために何ができるのか考えていくことの方が重要なのです。
私たち親もそうですが、特に学校現場での理解はまだまだ不十分です。
まずは発達障害のことを知ってもらうこと、そのうえでその子にあった支援方法を考え学校全体で取り組んでもらうことが必要ですね。
すべての学校でです。
この4月に入学予定の子どものお母さんは、理解のある管理職を探して周り、市内に1校だけ見つかったそうです。
多くの学校では、理解ができていないため支援方法が分からないのです。
それで、今はいいけどその校長が移動になったらこの子はどうなるのか心配だと話しておられます。
診断はスタート地点に立ったというだけで、本当に大切なことはそこからの具体的な取り組みなのです。
小児科医にも発達障害の理解を進める方針も出されたようですが、子どもに関係するすべての機関、人に理解を義務付けていく必要がありますね。
当事者、保護者、支援者が一体となって現状を変えていきましょう。
発達障害「診断名」をつけるだけが役割だと考えている医者が多い
投稿日:2016年2月1日 更新日:
執筆者:azbooks