教育

学校の外で学ぶのもよしとなれば「不登校」という概念そのものがなくなる

投稿日:


アメリカには「不登校」という現象とか概念がないそうです。
それは、オルタナティブスクールとホームスクールという、二つの制度があるためです。
ホームスクールとは・アメリカ建国以来の「納税者が学校をつくってきた」という礎の上にある「納税者による自宅学校設置権」が50州全てにおいて法的に保証されている制度です。
ホームスクーリングとは、子どもが学校に通学する必要はなく、「家庭で学習する」学びのスタイルです。
このような学習スタイルは親が様々な分野の指導をすることが多いですが、教材を用いたり、家庭教師や塾、学校の授業や行事の一部に参加しながら行なう場合もあります。ホームスクーリングとはオルタナティブ教育の形式のひとつであり、ほかにいろいろな表現で呼ばれています。
アメリカでの教育 ホームスクールとは何でしょうか?
いくら「不登校は問題行動ではない」といっても、日本では「学校に行かない」と「不登校」といいます。「不登校」という呼び方は差別用語です。
それは学校の他に行く場所がないからです。そのような場所があって学んでいても、学校に行かない子どもは「不登校児童生徒」と呼ばれます。それは固定化した枠を決めることから生み出されます。
学校に行くのもよし、学校の外で学ぶのもよしとなれば、「不登校」という概念そのものがなくなります。
そのためには、学校の他にいろんな場所を創り、それを認める必要があります。
学校に行かないで「家で学ぶ」というのもそのひとつです。
アットマーク・インターハイスクール理事長 日野公三さん 必要な学力を自分で探して身につける、インディペンデント・ラーニングを日本で推進
大部分の学びは学校外で行われる。
日々の活動自体が学び。
そもそも「教育者」という呼び方すら意味を持たなくなるし、「教育者が教育する」という思想は思い上がりにすぎないのです。

ブロックチェーンは非常に難しい概念のように思われていますが、先ほどの河崎さんの土地所有のメタファーはわかりやすいですね。誰でも書き込める巨大なデータベースを参照しながら信用を形成するのが、ブロックチェーンの仕組みと言えます。これを教育へ応用すると、学習者中心の「新しい教育のエコシステム」が構築できるのではないかというのは、私たちの考えです。

「学ぶことが価値になる」…ブロックチェーンがもたらす新しい教育の形

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

新型コロナ騒動で今の学校を取り巻く状況と「不登校」について思ったこと

今の学校を取り巻く状況と「不登校」について思ったこと。 学力格差を生じないようにとか、学びの保障とか今さらのように言われていますが、学力格差の問題は今に始まったことではありません。 学校が休校になり、 …

ホリエモン(堀江貴文)×成毛眞「これからの『教育』の話をしよう」

高校に行くことに「意味」はない。 成毛 ぼくは一人娘がいるけど、小中高を通じて一回も塾に通わせたことがない。大学受験の時は近所の大学生が教えに来ていたけど、それは娘が自分の小遣いで雇っただけのこと。学 …

「多様な教育機会確保法案」はこのままでは賛成できない

「多様な教育機会確保法案」については、不登校の当事者や親御さん、関係者の多くは「このままでは賛成できない」という声が多いです。 その大きな理由のひとつが、不登校の児童生徒に対する指導方針として「学校復 …

「そうか!」チャートで読み書きが困難な児童・生徒それぞれの特性の理解を

読むこと・書くことが苦手な子どもの指導と支援チャート「そうか!」チャートというのがあります。 「そうか!」チャートは、井上賞子先生 (松江市立意東小学校)、杉本陽子先生 (飯塚市立飯塚小学校)、佐藤里 …

アクセシブルな情報システム"DAISY"に関する取り組み

マルチメディアデイジー教科書は、視覚障害者だけでなく、発達障害、認知・知的障害など様々な障害のある人にも有効です。 これは文字だけでなく画像や音声などの表現によって、教科書の知識・情報を無理なく効果的 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料