引き篭もり、不登校、窓際族。実は、こういう人こそ「変わっているけどすごいポテンシャルのある人」だったりする。
この問題をどうにかしたいなあ・・・と考えていたら日本財団の沢渡一登さんと出会った。「そういう人たちがつぶされない社会を作ろう」と意気投合したところから始まったのが異才発掘プロジェクト
僕たちは彼らがいきいきと生きられる場所を作る。そのための場所もテクノロジーもあり、自信もある。発達障害のような認知や人格の変異は、すばらしい個性であって、治療の対象とするべきではない。
「彼らが彼ららしく、つぶされずに堂々と生きられる、そんな社会を構築していく」こと。これがROCKETの目的
素晴らしい!
希望は本人が決めること。
子どもたちには、自分の好きなことをして生きていてほしい。
・「普通の子」と少し変わっているけど、すごいポテンシャルがあるために学校での学習に馴染めないで不登校になるケース。
・発達障害のような認知や人格の変異は、すばらしい個性であって、治療の対象とするべきではない。
・「親とも学校ともうまくいかない。このままでいいんだろうか」と不安。
・「彼らが彼ららしく、つぶされずに堂々と生きられる、そんな社会を構築していく」ことがROCKETの目的。
「不登校はマイナス」「障害はハンデ」だという考え方自体が間違っています。
不登校の子は天才の卵です。障害は強みです。
それを生かすのは周囲の大人の対応とその子の強みを発揮できる環境です。
不登校を生んでいるのも、発達障害の二次症状を発生させているのも周囲の対応の仕方と環境に問題があるためです。
これが理解できれば、私たちのすべきことは明らかです。
「障害をマイナス」と考える社会の在り方も変えていく必要があると思います。
「障害のあるなし」で見るのではなく「その人らしくある」ことを尊重すべきです。
「障害」に対する家族の理解と本人の受容もなかなか大変ですが、私はそれをどのように受け止めていくか、「障害は強みである」という意味づけが大事なんだと思っています。
そのためにも、周囲の環境改善(これが、周囲の理解を含めた合理的配慮のひとつです)をしていく必要があります。
一人ひとりが学習を進めていくことによって「自分には何ができるか」考え、行動することができると思っています。
まずは自分が「知る、理解する、行動する、つながる」ことで社会も変えられます。
できる人ができることを少しでもやっていき、多くの人たちとつながりを作っていくことで、そのような社会を作っていくことができると信じて活動を続けていきます。
お互いの違いを認めてそれぞれの強みを活かすことができれば、みんなが幸せな毎日を送ることができます。
鳥取県でも実践と交流を進めていきたいと思い、すでにその実行に向けてスタートをきっています。
そんな社会をいっしょに作っていきましょう。
育てにくい子は、挑発して伸ばす [ 中邑 賢龍 ]
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