「校則は絶対であり、子どもは人権をもつ対等な市民として認められていないかのようだ。」
「学校は自己責任を教えない」
確かにその通りかもしれません。
生徒はその場を「しのぐ」ためにルールに従う「振り」をしているのかな?
とも思いますね。
「従うのが当然」という考えを持ちながら
も、心底納得している生徒はほとんどいないでしょう。
理不尽だと思っても集団の中ではそうするのが安全だし無難ですからね。
反抗するにはものすごいエネルギーが必要です。本当に疲れます。
しかし、これを断ち切らなければ。
出る杭は打たれるといいますが、私は出る杭をもっと出したいと思います。
それを変えていくには、地道な対話を続けていくこと、理解者を少しずつ増やしていくことしかないと思います。
そして、学校だけに頼らなくても大丈夫だという「事実」を積み重ねていくことだと思います。
そのためにも、今私たちがやっていくことに意味があるのだと思っています。
言われたことに従うのではなく、自分が納得できないこと、理不尽なこと、自分に危害や暴力をあびせるもの、人権を踏みにじられるようなことに対して、自分の考えを主張したり「NO!」と言える人間を育てることが教育において大事なことです。
しかし、今の日本の教育は生徒は規則に従順に従うこと、与えられたことをこなすこと、教員は生徒を管理することが目的になっています。
そこからは排除と隔離による支配が優先権を持ちます。
しかし、「NO!」と言える子どもを育てることによって理不尽な校則を変えたりなくしたりすることができます。
「ブラック校則をなくそう! プロジェクト」では、具体的な事例を収集するため、投稿フォームを設置した。フォームには、設置4カ月ほどで、200件ほどの投稿が集まった。内容には、具体的な地域名や学校名、投稿者の本名や連絡先が含まれている。
今回の調査で、もっとも多くの声が寄せられ、また多くの反響があったのが、「下着チェック」の増加だった。具体的な事例を聞くと、「なぜそんなことを?」と思うような人が少なくないはずだ。しかし同様のケースは、特定地域に偏っているというわけではなく、全国で見られるものだった。このことをはじめ、指導自体がセクハラとなっている事例を取り上げる。
なぜ”ブラック校則”が存在するのか
「下着は白」セクハラ校則指導の理不尽さ