教育

倉吉の発達障害 保護者のピアサポートの会9月の定例会が有意義でした

投稿日:

昨日の会は、とても充実していましたね。
あっという間に時間が過ぎていました。
保護者中心で始まった会ですが、いろいろな方たちが来てくださり話題が広がっています。私も毎回勉強になっています。
学校と保護者の連携については前から強調されてはいますが、実際には形だけの組織であったりお互いに本音で語り合うことができていないことが課題となっています。
学校は学校で構え、保護者は学校への遠慮があったりとなかなか打ち解けた話し合いができないことが多いです。
結局、何も決まらない、何も変わらない状態が長く続いています。
昨日の会では、中学校や高校の先生と保護者が同じテーブルで立場を振りほどいてお互いにフラットな状態で語り合うことができましたので、とても有意義な時間を共有することができました。
小さな会ですが、参加されるお母さん方の話から、子どもたちは確実に成長していることを実感しています。
それは、保護者と学校とが継続して対話を続けていることがいい結果につながっているからです。
保護者の考え方が変わり、学校の対応が変わることによって、子どもたちも確実に歩みを進めていることが分かります。
お互いに心を開いて子どものために何ができるのか。
心理面での受け止め方や具体的な対応の仕方を変えることで子どもはどんどん伸びていきます。
子どもの成長した姿を見るのは、親も教員もうれしいです。
共に喜ぶことができると両者の関係はますますよくなってきます。
いいことも直してほしいこともダイレクトにぶつけ合うことに寄って、今すぐできることが見つかります。
保護者も安心して子どもを学校に通わせることができるし、学校も保護者からの情報をキャッチできるので、具体的な対応方法や学習の仕方を学ぶことができ、教員のスキルアップ、指導への自信ができます。
つくづく人とのつながりの大切さを感じました。
「ラクダ ラクダ 楽だ!」の作戦会議、ワクワクです。
まだ具体的な内容は決まっていません。というか、決めるのは参加者のみなさんです。
主催者が企画を考えて来てくださいという形ではなく、自分で勝手に企画を提案して進めていく、小さな学習会の集合体と考えてもらったらいいです。
今までの講演会や研修会の形ではなく、全く新しい形の学習交流会を企画していきます。作戦会議も実行委員会というよりもお世話係という位置づけです。
「こんなことやってみたい!」「こんなことしたら面白いんじゃない?」「私はこんなことが得意だよ!」という方、立場や肩書きは関係ありません。
やりたい人が自由に集まって好きなことを提案し発表する。
お互いにフラットでゆる~い関係作りのきっかけになったらと考えています。
障害は本人にあるのではなく、社会の側にあります。
そんな社会的理解を広げていくとともに、今自分ができることは人と人とをつなげてゆ~るい関係を作っていくことだと考えています。
「障害」の社会的なイメージをプラスに変えていきたいです。
どうしても世間からの目で評価されてしまう世の中ですが、自分の特性の価値を自覚して、「障害」ではなく、個々の「特性」を強みにできれば、誰もが社会貢献できます。生き方に自信がもてます。
「障害者」本人はもちろん、まわりのみんなも幸せになります。
「障害者福祉」「障害者教育」は障害者のために「してあげる」ことではありません。
自分自身も幸せになるためにしているのです。
「してあげる支援」「義務で行う支援」ではなく、「自分がやりたいからする」「することが楽しいからする」という関わり方でなければなりません。
私は、これまでの「してあげる支援」が「障害者」を特別な目で見たり、差別を拡大してきたのだろうと考えています。
そのための今日の作戦会議、とても楽しみです。
これからも特性のプラスのイメージを広めていき、ワクワク楽しい生き方をみんなで創っていきましょう。
参加していただいたみなさん、ありがとうございました。
保護者のピアサポートの会

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

精神障害や発達障害の人数が増えた本当の理由

国家や統制する側からすれば、枠にはめ込んで一律に指導、命令したほうが面倒はありません。 そのためには、「上の者」に対して「下の者」が何も言わずに従う体制を作るのが手っ取り速いのです。 「違い」に気づい …

松野さん、「いじめに正面から向き合う」って、こういうことじゃないでしょう。

松野博一文部科学大臣が、「学校における道徳教育がいじめに正面から向き合う、考え議論する道徳教育へと転換されるよう」、学校の教職員に向けてメッセージを発信しました。 「道徳の授業の中で、いじめに関する具 …

支援計画は学校と保護者が話し合っていっしょに作るものです

これって多くの学校で行われているのではないでしょうか。 発達障害はその子のすべてではありません。 発達障害はマイナスでもありません。 得意なこと、苦手なことを含めてその子なんです。障害に目を向けるので …

全国学力テストのための対策は子どもの学ぶ喜びを奪っている

全国学力テストの最大の被害者は子どもたちです。 全国学力テストは即刻やめるべきです! 全国学力テストのための対策は、いまや全国の小中学校における「常識」。 「教育委員会や校長から過去問などを行うように …

自殺直前、教諭への不信つづる 札幌の高1生遺族、北海道教委を提訴

子どもがいじめで自殺したことがどれだけ深刻な問題なのか分かっていませんね。 自殺後3年以上経過して提訴するまでには遺族と教委との間でさまざまなできごとがあったはずです。 それでは納得がいかなかったため …

スポンサーリンク

スポンサーリンク